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殺医 ドクター蘭丸 ★★★ 原作:梶研吾 漫画:井上紀良 全14巻 週刊ヤングジャンプ連載

『夜王』『華と修羅』で局地的な層を盛り上げた井上紀良先生の作品です。
 内容は、一言で言えば現代の医者版『必殺仕事人』。主人公・黒乃屋蘭丸は、表では医者として人を救い、裏では社会にはびこる悪を切除する。この対比は良いですね。『医死会』『侵殺』『除命』などのネーミングセンスはいかがなものかと思いますが。
 細かいリアリティはさておき、シンプルな勧善懲悪のストーリー・ワンパターンになりがちなこの手の話を、飽きさせないよう一応バリエーションを持たせようと努力していること・手術描写をちゃんと描いてるのも悪くはない(イコール医学的に正確という意味ではありません)ちなみにこの作品の時点では、かの有名なコピペ現象はない……んじゃないでしょうか。
 個人的には一見上手いようで硬いマネキンみたいな絵柄が、どうも好きになれない。あとエロ描写が無駄に多い。多寡を抜きにしても、店で裸のマネキンを見ても何も思わないのと同じで、「ああそう……」ぐらいしか思わない。
 あと、いくらなんでも後半以降の脚本、特にラストはお粗末すぎで、これは擁護しきれない。なんで今まで散々達人とやり合ってきたのに、893のナイフを避けられずに死んでるんだよ。締めありきで話の辻褄を合わせようとしたんじゃなかろうか。
 はなしゅら!ほどネタ要素が強くはないので、アレから入った方にはちょっと物足りなく感じてしまうかも知れません。真面目に読むにしてもちょっと大味。中途半端かなー(2012.5.31)


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 あえてノーコメント。

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 ちゅーかマネキンよりこっちのフギャーのほうがひかれるっちゅーんじゃ!







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