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96時間 ★★★★★

「戦うパパは、カッコイイ!」そんな姿がコマンドーを思い出す映画。
 筋書きは単純明快。誘拐された娘を救出するため、父は手段や犠牲を問わずに奮闘。肉体派か知性派かの違いはありますが、コマンドーを思い出す映画です。道中で敵を結局殺しちゃう所とか、メイトリクスもやってましたよねそういえば。
 ギャグ度はあちらに譲りますが、残虐度はこちらの方が上です。かなりえげつない方法も躊躇なく実行してますから。ただ狂気というよりも仕事柄な描写もしてあるので、説得力はありますよね。
 そして演出が上手い。娘が誘拐されるシーンを何度もリプレイしたり、ちゃんと感情移入させるための計算をしてあるんですよ。客観的に見たら、娘にそれほどの魅力を感じなかったのが残念な所ですが。外見的にも内面的にも。
 個人的に感じた欠点は、アクションが見づらかったこと。セガール映画でもありがちなブレの酷さ+アングル変えすぎな部分が散見。確かにテンポ良く話が進むいい映画ですが、そこはよろしくない。
 開き直ってなりふり構わずベタでスピーディーに徹してもらったことが功を奏した良作(2013.3.17)




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