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青いドレスの女 

 失業中の黒人男性が、他人に利用されながら探偵業を行うサスペンス映画。
 タイトルから連想するイメージと、オープニングからいきなりの黒人差別的な内容にまず驚きました。その後も人種差別がしっかり話に食い込んでいて、興味深かった。
 が、それだけの映画なんですよね。主人公補正がかかりすぎ。本格的に事件に巻き込まれた途端、急に銃の扱いが上手くなったり。ラノベかよと、思わず突っ込みたくなりました。
 きっとこれノワールな雰囲気を出したかったんだろうけど、上滑りしている印象。軽いんですよね。主人公の相棒的キャラがやたら銃を使うんですけど、主人公との対比にしても「やめてくれ」って思いましたもん。バカボンのおまわりさんじゃないんだからさ。
 あと、タイトルになっている『青いドレスの女』、この女性に魅力がなさすぎ。うるさいだけだし、別に美人でもないし。
 これ、置き換えればオタク受けもするんじゃないかと。主人公=学校でいじめられてるオタク、青いドレスの女=貧乳ツンデレ、敵=ヤクザと地方自治体レベルの権力、みたいに。
 てなわけで、僕的にはラノベ好きな人向け、と結論を付けさせて頂きます(2012.8.14)

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