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沈黙の陰謀 

 歪んだ愛国心がこじ開けた、パンドラの箱=細菌兵器(バイオテロ)の恐怖!
 戦闘医師(バトルドクター)セガール先生! 孤島どころか世界が危ない!
 治療不可能! どうなる地球! どうすんだよ人類!?
「お父ちゃんコワイ…人類みんな…滅んでしまうん?」
 病原菌がナンボのもんじゃ! 安心せぇ、お父ちゃんが絶対! お前と人類、救うたるッ!!

 今は亡き木曜洋画劇場の予告だけならば満足度10ぐらいなんですけどね。本編の内容だけ観ると残念ながら駄作と言わざるをえません。
 セガールが本当に『沈黙』してきた作品。決していい意味ではありません。アクションが減ったってことですから、むしろ黙るなと。暴れろと。個人的に期待してたのは、新手の病原菌がバイキンマンみたいになって人類と敵対し、それをセガールがしばくという筋書きだったんですが、全然違うし。
 そんな沈黙したセガールに合わせたのか、せっかくのバイオテロネタも大人しめ。全然猛威をふるってねぇ。『感染列島』の方がまだマシだったかも知れない。
 風邪を引いて気持ちが弱った時、この映画を観ると元気を取り戻せるかもしれません(2013.3.27)




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