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DOG×POLICE　純白の絆　★★

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　市原隼人主演の、警備犬を題材にした警察物映画。
　いやー主人公のキャラクターが最高ですね！　スタンドプレーを最初に戒められたのに、結局何の反省もしてないという体たらく。しかもヒロインまで追随。ちゃんと犬との絆を深めていく描写とかはしてあるのに台無しじゃないですか。もう観てるこっちは安西先生状態ですよ。
　爆弾抱えて走るところは笑っちゃいました。見せたいシーンありきで作ってくと、こういうことになりがちですよね。瓦礫に体挟まれて犬が引っ張るシーンとかも同様。売れ線邦画らしいあざとさ満載。ベタは悪じゃないけど、過程とか演出はしっかりして欲しいな。特に最後ね。明らかに時間が歪んでますから。犯人は時間操作系のスタンド使いだったらまだ納得行きましたけど、あれはいただけない。
　警備犬という存在を世間に広めた、邦画にしては珍しいことにCGでなく本当に爆破を行った、という点では意義のある映画だとは思います。続編作るなら脚本をもっと練り込んで欲しいですね。

吉良吉影<原型・彩色監修/荒木飛呂彦>