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ドラえもん のび太の創生日記 ★★

 いきなりのび太が旧約聖書批判をするという、マリリン・マンソンばりのアンチクライストスーパースターぶりをぶちかましてくれる、ロックな作品である(爆)
 今回は難解な異色作。宇宙の誕生から生命の起源〜進化、シャーマニズムや宗教と、多分野の学問を交えつつ、地球と人類の歴史を辿っていく物語。のび太達は手を出しながらも終始、観察者としての立場を取っている点も特異。
 しかぁぁぁぁぁぁし!!(江頭2:50風)作品として面白いかどうかは別問題な訳で。のび太が平安時代ぐらい?への思い入れが強くなるようになってからは、正直観てて眠たくなってきた。俺はドラえもんでお勉強したい訳じゃねぇんだよ! これ、当時リアルタイムで観ていた子供たちは理解できてたんだろうか。ちなみに出来がいいか悪いかと言えば、いいです。教材として見たら申し分ない内容で、脚本も悪くない……と言いたい所ですが。
 しかぁぁぁぁぁぁし!!! なんだあのラストは! 通るかっ・・! こんなもんっ・・・・! 鑑賞者への問題提起には弱すぎるし、物語としてもあれは白けてしまう。あそこはリアリティを出すべきでしょう。
 徹底的にお勉強臭くした方がまだ良かったと思いました。例え人類が滅びる結末を描いて、後味が悪くなろうとも。のび太たちの自由研究が失敗しようが(爆)、それでいいんですよ!(2011.12.4)



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