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ドラえもん のび太の海底鬼岩城 ★★★★

 当時の米ソ間の冷戦構造を、メッセージ性が強くなりすぎない程度に話へ盛り込んでいるのはお見事。他にも司法に対する軽いアイロニーが込められていたりするのも面白い。
 しかし決して小難しいテーマにはならず、あくまで冒険物というスタンスを崩してはいないのが、重ねて言いますが見事で良かったです。海底に関するうんちくも面白いし、プランクトン料理も食ってみてぇ。あと、今では到底考えられないであろうしずちゃんの名台詞「あんたを爆破してやる!」もばっちり収録されてるのが個人的には良かった(笑)
 この作品一番の見所であろうバギーの特攻シーンですが、正直自分は感動しなかった。何故なら、後日談的な内容のFCゲーム『ギガゾンビの逆襲』でバギーを復活させることができるからである(笑)元々好感の持てるメカではなかった、というのもありますが。タチコマレベルならなぁ。つーか喋り方が怖いんですけど。
 この作品が『恐竜』や『鉄人兵団』とは異なりベタリメイクという形にならなかったのは、やっぱり核ネタがNGだからでしょうか。自分が監督だったら、『テポドン』という名前のボスキャラを出してリメイクしますけどね(爆)舞台は日本海の底で。このネタやばいですか?(2011.11.11)



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