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ドラえもん　のび太の魔界大冒険　★★★★★

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「もしも魔法が使えたら……」
　子供の頃誰もが思ったであろうことをテーマに盛り込んだのが今作。しかしドラクエやFFのようにお手軽なものではなく、魔法のじゅうたん＝自動車、ホウキ＝自転車といった具合に、非常に現実的な内容とリンクしている世界観なのが面白い。
　今回は何よりキャラがいいですね。まずゲスト、というかヒロインの美代子。凛とした強さと快活さ、そして可憐さを併せ持つ女の子。この数十年経っても色褪せない可愛さは何なんだ。萌えぇぇぇぇぇぇ！！
　強大な力を誇るボスキャラの、大魔王デマオンもいい。唯一の弱点である自分の心臓を宇宙に隠す、というアイデアも。またデマオンの部下、メジューサの怖さも半端ない。ビジュアルや喋り方は元より、超空間を泳いでまでのび太とドラえもんを追跡し、石化させる執念深さ。ヒィェェェエエアァァァ！ってなりなすよ（爆）
　逆に満月博士はもうちょっと活躍させて欲しかったな。ドラミの活躍分をちょっと分けてあげれば良かったのに。てかMVPはドラミだよね？
　脚本も世界観紹介、冒険、バトルをふんだんにバランス良く盛り込んでおり、満足のいく出来。
　そういえば魔法世界のドラえもんって、どうやって作られたことになってるんだろう。科学は迷信扱いされてるのに。魔法生物か何かになるの？（2011.11.13）