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イナフ 

 ジェニファー・ロペスが、DV夫から逃避行する映画。と思わせきや後半からはまさかのリベンジバトル映画へと移行。
 いや、意外性があればいいってもんじゃないだろ。脚本が甘すぎて甘すぎて。まず娘連れて逃げる時、何でわざわざ夜中に逃げる? 夫が仕事でいない昼間でいいじゃん。動転して判断力を欠いてると解釈しても、これはない。
 取って付けたような修行描写も薄っぺらい薄っぺらい。だったら逃避行要素を抜いて、修行して夫を倒す作品でいいんじゃないでしょうか。
 そしていざ夫を倒す時の計画。いやあんな面倒なことするくらいなら、別に格闘術学ばなくても拳銃でズドンでいいじゃないですか。銃でも正当防衛が成立しうる可能性はあるだろうし、報復のために格闘を習っていたと判明したら、逆に加害者になる可能性もある。うん、どっちでもいいか。
 そもそも、最初の時点で警察に届け出ればある程度は片付く話なんですけどね。妻の方がわざと問題大きくしたがってるようにしか見えない。きっとジェニファーは夫の資産が欲しかったんですよ。DVもでっち上げなんですよ。暴力振るってるように見えたのは、きっと夫が命がけで抵抗してたシーンだけを恣意的に抜き取っただけなんですよ。
 DVを扱った映画として真面目に観るにはあまりにヘヴィ。ジェニファーのファンだとか、友達同士でツッコミを入れながら観たい人向け(2013.4.15)

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