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エクスペンダブルズ ★★

 シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーと、そうそうたるメンツが顔を揃えております。あとはスティーヴン・セガールとジャン=クロード・ヴァン・ダムが加わっていれば完璧だったのにクソックッソッ!
 そんな訳で『キャノンボール』『オーシャンズ』とはまたベクトルの異なったオールスター作品です。つまりどういうことかと言いますと、かつてのテレ東名物であった、木曜洋画劇場(水曜シアター9含む)のファンだった方向け。もう並んだキャスト名だけでも笑えと言わんばかりの暑苦しさです。
 内容も、コレ絶対作ってる人間も確信犯だろって感じ。キャスト自身のエピソードや代表作ネタを作中に反映させてますし、ストーリーなんてあってないようなもんだし。こりゃもう最高の脳筋おバカ映画だぜ……
 と言いたかったんですけど、言えないんですよこれが。意図的にB級映画を撮ろうとするのは大歓迎ですが、他の部分がB級以下になるのはいただけません。
 まずカメラワークがダメ。洗練されていないのはまだしも、細かく切りすぎたり、近すぎたりしてて見づらいです。画面が無駄に暗いのも×。
 そして、一番物足りなかったのがアクション。迫力をあまり感じないし、暑苦しさが伝わってこない(たとえ年齢を差っ引いたとしても)キャストの代表作と見比べてみれば一目瞭然。
 申し訳ないけど、オヤジ達の底力をもうちょっと見たかった、というのが正直な所でした(2012.10.28)




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