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ハイウェイマン　★★

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　車を凶器として用いるシリアルキラーに妻をひき逃げされた主人公が、同じく友人を殺された女性と協力して復讐する、という内容。
　いきなり暴言を吐かせて頂きますと、教習所や免許センターで観るビデオみたいに、うっす〜い映画でした（エンタメ的にね）
　オープニングは痛々しくてよかったんですよ。凶器としての車を存分に描写していて引き込まれた。
　でもそれだけ。竜頭蛇尾の典型で、もう後半で犯人が車を降りちゃった所で一気に白けた。あの不気味なフォルムを見せたかったんだろうけど、犯人は最後まで姿が分からないままぐらいの方が良かったんじゃ。
　ジョジョでも『運命の輪』の本体が車外に出た時、一気に小物化しましたが、あれと同じ感じ。ちなみに犯人の人物像には説得力があってよかった。
　2003年と、比較的新しい映画の割に、撮影技術もあまり高くない印象を受けました。色遣いは好みなんですけど。
　てなわけで、キャデラックが好きな人向け。同じ車が絡む作品なら、『グラン・トリノ』の方がお勧めです（2012.8.15）