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コクリコ坂から 

 宮崎駿の息子・宮崎吾朗が手がけたジブリ作品。まあ、どちらが作ろうが自分には関係ないんですが。
 最初に思ったのが「あれ、もう終わり?」と。物語的な山場の傾斜があまりに緩すぎたもんで、こう感じざるをえなかったんですよ。爽やかっつーか空気。
 ベッタベタな内容や、キレイゴトで満ちてる世界観は特に気になりませんでしたが、講堂の取り壊し騒動にせよ、兄妹と恋の話にせよ、もっと掘り下げれば絶対面白くできたであろう素材なのに勿体無い。
 あとキャストの演技がいつも以上に棒読みなのが……長澤まさみや岡田准一だけの問題でもなく。自分は当然生まれてないので体感はしていませんが、あの頃の昭和って熱気が渦巻いてたんじゃなかったんですかね。あんな学芸会みたいな台詞読みでは熱どころか温さも感じなかったんですけど。ここはあえて、実写でやればよかったんじゃないですかね。
 良かった点は、随所で流れる『上を向いて歩こう』の使い方が上手かったことぐらいでしょうか。ちゃんと場面とリンクしていて。
 わざわざ観なくとも、おじいちゃんおばあちゃんの昔話に付き合ってあげればいくらでも替えがききそうな作品でした。血縁関係で恋しちゃった、ってのはあまりないでしょうが(2013.4.28)




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