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地下鉄に乗って 

 原作は浅田次郎の小説ですが、未読です。
 観終わって思ったのは「ああ、これ映画だったっけ」と。観ている途中、何度か2時間ドラマか何かと間違えそうになりました。
『地下鉄に乗ること』がタイムスリップの条件かと思ってたんですが、何か途中から地下鉄じゃなくてもタイムスリップできちゃうんですよね。
『父と子の和解』がメインテーマだと思ってたんですが、何か途中から違う路線へと乗り換えているように見えるんですよね。
 あらゆる部分の作りが雑すぎて、全然物語に入っていけませんでした。つーか、あそこまで都合よく過去を書き換えることが出来るなら、別に女はあんな形を取らんでも良かろうにと。そこを改変すりゃいいじゃんと。
 ドラえもんで、のび太が未来の自分と会話した時「昔、こっぴどくオヤジに叱られて恨んだこともあったけど、今なら気持ちが分かる気がする」みたいな言葉がありましたが、こっちの方がよほど伝わってきますよ。
 タイトルを『階段から落ちて』に改題すべきでは。ついでにタイムスリップの条件も階段から転がり落ちることにすると。
 物語とは全く関係ないんですけど、日比谷線の臭さが急に憎たらしくなってきました(2012.12.5)

ドラえもん




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