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もしドラ 

 夢能ー登♪夢能ー登♪のアニメ版でおなじみですね。原作はビジネス書もどきです。
 さーて、まずは日本アカデミー賞新人賞を受賞した前田敦子の演技ですが……衝撃的でしたね。どれくらい衝撃的かというと、麻雀で相手にロンされた時、更にウラドラが乗っかってしまった時くらい衝撃的。声の出し方の時点でもうアウツっ・・・・! スイングがどうこう以前の問題。不安定すぎ。
 さて、この映画、何のために作ったんでしょうか。
 少なくとも、原作やアニメでは弱かった野球成分を補完するためではないですよね。前田敦子以外も全体的に、動作がはっきり言ってショボいの一言で、本物の試合みたいな熱気は一切伝わってこない。演技でやってますって雰囲気。地方大会の一回戦でも、もうちょっと熱があるんじゃないでしょうか。
 おまけに髪の長い部員多かったし。投手が反省して坊主にして再スタート……みたいな展開があったら良かったと思うんですけど。撮り方も、遠くからのアングルが多くて臨場感がないし。
 ドラッカーの偉大さや、彼の教えをより噛み砕いて説明するための映画化でもないですよね。むしろ変な演出で、台無しになってるし。ホンジャマカの石塚さんは好きですけど、脚本上はいらんだろ。
 そもそもマーケティングの段階で、この作品の映画化をストップしようとしなかったんでしょうか。演者を売り出したいのなら、別の題材の方がよかったのでは。
 結論としましては、この高校を勝たせるなら、マネージャーがドラッカーを読むより、スラッガーを他校から獲得した方が早かったんじゃないでしょうか(2012.8.24)

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