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ランゴ　★★★

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　彼女に誘われて観に行った映画。
　事前にちょっと調べた情報では『子供より大人向け』とか言われていて、序盤の台詞回しや、カメレオンという主人公といった要素から、実は哲学的なテーマを含んだ作品なのかと思いきや……そんなことはなかったぜ！
　話が進めば進むほど、普っ通ーの内容だなと。大雑把に言うと、西部劇に現代的な要素を足した人外CGアニメーション映画なんですが、西部劇＋αの、α部分におけるアドバンテージを活かしきれていない。自分の中では予定調和の範囲内でしかなかった。読み切れていない、もっと深遠なメタファーが存在するのかも知れませんが。
　つーかね、そんなに水が欲しけりゃ、今俺の膀胱に溜まってるモノを存分にくれてやるわ！　ってずっと思ってました（爆）　朝に結構コーヒーを飲んだし、映画観てる最中もアイスティー飲んでたから、もう尿意がかなりこみ上げてきてたんですよ。
　ちなみにCGは非常に素晴らしいと思いました。質感から動きまで、文句のつけようがないレベル。調べた所、単に吹き替えたのではなく、スタジオ内で役者がコスチュームを纏い、実際に演技をしてもらった上でアニメーションを起こしたんだそう。それだけの手間をかけたに相応しいクオリティでした。
　あと、ある意味作品の重要なファクターになっているBGMも良かった。特に前半のエンディング曲がロック好きにはたまらない出来。
　評判通り、確かに子供は楽しめないだろうなと思いました。実際、自分の前に座っていた子供は明らかに途中で飽きていた（笑）
　クソつまらなかった訳ではないけど、凄く面白い訳でもなかった。パイレーツオブカリビアンの監督ならこんなもんでしょう。ジョニー・デップのファンならお勧め（2011.10.27）