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Alice Nine
絶景色 1st Album
01.光環
02.ヴェルヴェット
03.FANTASY
04.3.2.1.REAL-SE-
05.春、さくらの頃
06.DEAD SCHOOL SCREAMING
07.黒海の海月 -Instrumental-
08.jelly fish
09.ワールドエンドアンソロジー
10.Q.
11.九龍 -NINE HEADS RODEO SHOW-
12.ARMOR RING
今はどれだけ伸びたか知らないんですが、少なくとも当時下手だ下手だと酷評されているのも納得な内容。
ドラムはとにかくフィルがヤバい。そして基本的なビートはまだしも、ちょっとでも変則的にキックを入れようとすると途端に足元がおぼつかなくなる。更に「ここで入れりゃいいだろ」ってタイミングで叩かないので、かなりスカスカ。
ベースはステルス機能搭載というハイスペックぶり。ギターもピッキングが甘々。切れの悪いものを無理矢理ボリュームアップしたような感じ。#5の左chとか、もう手首をカッティングするレベルの危険度。恐らくラルクのLinkを参考にしたと思われますが、Kenのギターテクも真似れば良かったのに。ヴォーカルはもう突っ込むのもめんどくさいのでノーコメント。
全体的に、明らかに音がズレてる部分もチラホラ。グルーヴという言葉を幾千光年の彼方へと置いてきています。ちゃんと音合わせやってるんだろうか。ついでに言うとミックスのバランスも悪すぎますね。もう全体的に色々とおかしい。女を奏でるのは得意そうなのに、何故楽器は奏でられないのだろうか。
作曲能力にもかなり難アリ。一言で言うなら、雑なラルク。またラルクかよとか言わないで下さい、僕も同じこと思ってるんですから。
多分、多才な音楽性を表現したいんだろうけど、あまり貪欲に他ジャンルを聴いてないためか、結局の所V系からしか引き出しを用意できていない印象。#8なんて最たるもので、結局半端にラルクっぽい曲にしかなってない。ボサノヴァやラテン音楽を多少なりとも聴いていれば多少は違ったかもしれないのに。
そもそもの問題として、グダグダ間延びした展開が多いです。緩急なしに#1みたいな曲やったり、#2は後半が蛇足だったり、インスト曲は本当に単なる繋ぎでしかなかったり……ああなんかもうめんどくさくなってきた!
ガゼットが超実力者集団に聴こえてくるようですね。それどころか、こと技術に関してはflumpoolやBUMPを超える逸材と言えるでしょう。
結論としましては「絶景すぎて泣けてくる・・・・!」ということで一つどうでしょう(2013.7.20)