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Bullet for my Valentine


1st Album The Poison 2005年 ★★★★
2nd Album Scream Aim Fire 2008年 ★★★★★
3rd Album Fever 2010年 ★★★









The Poison 1st Album

01.Intro
02.Her Voice Resides
03.4 Words (To Choke Upon)
04.Tears Don't Fall
05.Suffocating Under Words of Sorrow (What Can I Do)
06.Hit The Floor
07.All These Things I Hate (Revolve Around Me)
08.Room 409
09.The Poison
10.10 Years Today
11.Cries In Vain
12.Spit You Out
13.The End


 エモってスクリームしてるヴォーカルにUKメタルとメタルコアを交錯するツインリードギターと、上モノが目立つ作りになっている反面、ドラムがスカってる気が。邪魔にならない程度のフィルで他パートを引き立てようとか、意識して叩いている努力は見受けられますが。
 メタル色が強めだけど緻密というタイプの音像ではないので、メタルリスナーは好き嫌いが別れそう。いい意味で落ち着きがなく、すぐ暴れようとする所が個人的には気に入ってます。ハートから込み上げる衝動の弾丸をブチ撒けるのだ!(意味不明)(2010.5.12)






Scream Aim Fire 2nd Album

01.Scream Aim Fire
02.Eye Of The Storm
03.Hearts Burst Into Fire
04.Walking The Demon
05.Disappear
06.Deliver Us From Evil
07.Take It Out On Me
08.Say Goodnight
09.End Of Days
10.Last To Know
11.Forever And Always


 リリースまでにヴォーカルが扁桃腺を痛めるというアクシデントを経たため、前作よりもスクリームが控えめに。
 それに合わせてか、歌詞や楽曲も少々穏やかになっております。しかしキャッチーになりつつも演奏自体はスラッシュメタルに近接して細密化しているので、物足りなくなるどころか進化した印象すら受けますな。どこのボンジョビですかと言いたくなる#11みたいな曲もあったりするけど(笑)
 緩急つけつつザクザク切り刻んでくる#1・9・10、「ワッフーーーーーール!!」にしか聴こえない叫びが印象的なスロー曲#8辺りが特にお気に入り。
 正念場でバンドの地力を存分に発揮して逆境を跳ね返したような痛快な一枚(2010.5.12)






Fever 3rd Album

01.Your Betrayal
02.Fever
03.The Last Fight
04.A Place Where You Belong
05.Pleasure And Pain
06.Alone
07.Breaking Out, Breaking Down
08.Bittersweet Memories
09.Dignity
10.Begging For Mercy
11.Pretty On The Outside


 メタルコアというよりエモメタルみたいな方向性に。プロデューサーにドン・ギルモアを迎え入れたりしてる辺り、本格的に売りにきたんでしょうか。
 押すにも引くにも水準以上はキープしてるけど、前作ほどの絶妙なバランス感覚がなくて手堅すぎるんだよなあ。フェイエ時代の小野伸二みたいな、若年寄なプレイが目立つというか。彼ら自身にキャッチーな資質はあるとは思いますが、ドン・ギルモアとの相性はあまり良くないように感じた。
 より聴きやすくなったり、シンプルにすることを反対はしませんが、やりすぎて単なる模倣や懐古になってもつまらないので、次回はその辺りのバランスを上手く再調整してくれることを期待。このアルバムに限っては、アグレッシブで派手な#5・6・10系の曲の方が印象に残りました(2010.5.12)






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