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D'espairsRay



1st Album Coll:set 2005年 ★★★
2nd Album MIRROR 2007年 ★★★★
3rd Album REDEEMER 2009年 ★★
4th Album Monsters 2010年 ★★








Coll:set 1st Album

01.Infection
02.Dears
03.in vain
04.Grudge
05.月の記憶-fallen-
06.Garnet
07.アベルとカイン
08.「浮遊した理想」
09.Forbidden
10.灰と雨
11.Tainted World
12.[The world in a cage]
13.Marry of the blood 〜bloody minded mix〜
14.BORN 〜white stream mix〜


 モダンヘヴィネスにゴシックとインダストリアルを混ぜたようなサウンドが中心。
 演奏はあまり上手くなく、音がちょっと軽いのも気になりますが、ダークで押せ押せな勢いがあってよろしい。あと所々で入るシンセがいい味付けに。出しゃばりすぎてないし。
 根本的な世界観は多少異なりますが、所々歌詞の言葉遣いがPIERROTっぽいところに、HIZUMIのフォロワーっぷりが出てますな。音的にはダークなラルクやHYDEソロに近いけど。V系で喩えるなら。
 個人的に一番気に入ってるのは#2。ゴリゴリな音に乗せてヘドバンしたくなるぜ! やらないけど(爆)続いていいのは#8。頭のドラムソロが微妙極まりないけど。ヘヴィ+ゴシックな#7、ベタなバラードなんですが#10も中々。
 V系特有のナル入ってたり、ナヨナヨした要素はないので、そういうのが苦手な人にもお勧め(2010.8.30)







MIRROR 2nd Album

01.DAMNED
02.TRICKSTeR
03.MIRROR
04.SIXty∞NINe
05.凍える夜に咲いた花
06.SCREEN
07.Lost Scene
08.Hollow
09.Closer to ideal
10.Angeldust
11.Squall
12.Kaleidoscope


 キャッチーさの増したゴシック/インダストリアル、といった感じの音。いい意味で。ただし本場のゴシックを期待して聴くと、恐らくガッカリすると思います。あとミキシングのバランスがあまり良くなく、特にドラムが物足りない。
 シングル曲の#5・11みたいになると、ちょっと傾きすぎでないかと思うこともありますが、まあ許容範囲。
 そして退廃的ながら妙に熱い所のある歌詞。はっきり言って雰囲気物レベルなんですが、骨太なのは好印象ですね。
 無駄に熱く突っ走る#2・3、冷えたシンセ音がアクセントとなったゴシックメタル風の#7、浮遊感とヘヴィさのコントラストが心地よい#10が特にお気に入り。
 #4がまんまマンソンなのはご愛嬌。でもマンソンよりメロは良いです。HYDEソロを邪悪にしたような#8はサビのコーラスが台無しにしてる感が。
 演奏面などの不満もありますが、彼らのアイデンティティである『ダークと破壊』を守りつつも、聴きやすさを増して入口を広げた良作(2010.8.29)







REDEEMER 3rd Album

01.Lizard
02.BRILLIANT
03.REDEEMER
04.琥珀
05.KAMIKAZE
06.Lost in re:birth
07.R.E.M -冬の幻聴-
08.HORIZON
09.MASQUERADE
10.夜空
11.PARADOX 5
12.HEAVEN'S COLOR


 売れ線に走っちまいました。まさかバンド名の通り、光を見せられることで絶望してしまうとは(爆)
 前作の『TRICKSTeR』や『MIRROR』みたいなキャッチーさはむしろいい傾向だと思うんですけど、今回のこれはどう聴いてもセルアウトだろうと。こういう方向は既にムックやD辺りが幅を利かせて、そこそこ高いクオリティを出しているというのもある。
 一般層に知られてるバンドでもないんだし、別に良い子になろうとしなくてもいいというか、自分達が本来持っている長所や特徴を活かした方がいいと思うんですけどね。
 あと演奏面も相変わらず無難すぎるのが気になった。その点もいい加減補強して欲しい(2010.1.1)







Mosters 4th Album

01.Human-clad monster
02.DEATH POINT
03.13-Thirteen-
04.LOVE IS DEAD
05.DEVILS'PARADE
06.dope
07.FALLING
08.PROGRESS
09.FINAL CALL
10.abyss


 若干従来の方向性へ回帰しつつある傾向が見受けられるものの、生温さがまだ仄かに残っている印象。前作のように、明らかに合ってないような売れ線曲がない分マシですけど。
 もういっそのこと、国内受けは完全に切り捨てて海外狙いのサウンドを目指した方がいいのでは。これ以上国内のセールスを伸ばすのは厳しいと思う。この手のジャンルは腐るほど溢れてますから、全パートのスキルアップが凄く高いレベルで必要ですが。てか音圧が下がると途端に粗が(ry 歌詞は今のままでも、全曲英詞でも構わないです。求めてないから。
『デスポイデスポイデスポイ!』が耳に残るメタルコア"っぽい"#2、BUCK-TICKを彷彿とさせるゴシック臭漂う#5辺りは良い曲。
 前作にガッカリしたリスナーは今作をスルーするのが吉(2010.8.28)








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