トップページ音楽感想
DOES



3rd Album The World's Edge 2009年 ★★
10th Single バクチ・ダンサー 2010年 ★★★
Mini Album FIVE STUFF 2011年 ★★★★









The World's Edge 3rd Album

01.曇天
02.レインボウ・セブン
03.ネバー・マインド
04.インディゴ
05.レイジー・ベイビー
06.陽はまた昇る
07.ワンダー・デイズ
08.デイ・サレンダー
09.夏の散歩道
10.太陽病
11.君の好きな歌
12.世界の果て


 これを手に取った新規リスナーの大多数同様、『修羅』や『曇天』くらいしか知らなかったんですが、その時から薄々思っていたことが現実のものに。
 それは引き出しの少なさ。特化しているというよりワンパターンに近い印象なんですね。どれもこれも8ビートでパワーコードざんざか弾いて、といった風に同じに聴こえる曲が多い。
 歌唱力や演奏技術に優れている訳でもないし、何か打開策を見出せないと今後厳しいと思う。
 歌詞が相変わらず少し面白いのは良い。『曇天』に代表されるような、言葉と言葉の繋げ方の独特さや、80年代を思わせる単語のチョイスの仕方。これはどんどん伸ばしていって欲しいですね。アルバム中でも何曲かに見られる普通の歌詞にはあまり面白みを感じないし(2010.1.1)







バクチ・ダンサー 10th Album

01.バクチ・ダンサー
02.僕たちの季節


 ギター重ねてる割にベタな所とかボトムにべったりなベースとか、今までと大差ないレベルの楽曲なんですが、イントロのインパクトとタイアップとの兼ね合いを理解した曲作りで大幅に得点を稼いでいる印象。粗探ししようとするとつまらなくなるので、頭からっぽにして聴くのが正しい。
 しかし歌も演奏も妙に無表情なのが勿体無い。9mmがカバーしたら面白くなりそう。カップリングは彼らの量産型なので右から左(2010.5.9)







FIVE STUFF Mini Album

01.イーグルマン
02.黒い太陽
03.タイニー・パンク (愛を叫ぼう)
04.欲望
05.トゥデイ


 新しくギターのサポートメンバーを入れて、4ピース体制となっての作品ということで、久々に聴いてみました。
 いいんじゃないでしょうか。ツインギターの旨みがきちんと出てますし、それにつれて曲のクオリティ自体も向上。過去の楽曲にもギターを二本入れてる曲はありましたが、それらよりも良く出来ています。サポートメンバーのアイデアも参考にしてるんでしょうか、今まで出てこなかったような絡みが次々出てきている印象。またいい意味でキャッチーに。
 ただし、パワーコード一本槍でひたすら押していくという今までのスタイルはかなり犠牲になっています。個人的には特に構わないと思いますが。
 逆に歌詞は、いい意味で変わっていない。日本語を大事にした、詩的で熱のある言葉が、鼓膜に突き刺さってくる。
 よりしなやかさと強靭さ、鋭さを増した一枚に仕上がったのではないでしょうか。これなら次のフルアルバム、また聴いてみたいと思えてきました。舵取りを誤って無個性なロックに成り下がらなければ、まだまだ面白い曲が聴けそうです(2011.10.25)







inserted by FC2 system