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1st Album	Give Me Beauty...Or Give Me Death!	2006年	★★★★
2nd Album	I am Responsible	2008年	★★★
3rd Album	Mourning Golden Morning	2010年	★★★★★

Give Me Beauty...Or Give Me Death!　1st Album

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01.ett
02.hello scotland
03.final touch / hidden agenda
04.he came, he stayed, he fell
05.tomorrow my friend...
06.we'll meet in the end
07.misinforme the uninformed


　スウェーデンのポストロックバンドによる1stアルバム。
　温度低めの優しさと神秘性、そして北欧の雄大な自然が浮かび上がる景色を描き出すのは、シンプルな音数とフレーズで構成された、極めてオーソドックスな北欧系ポストロックです。その中でも男女ヴォーカルとチェロ、アコーディオンが個性か。
　過剰に飾り立てることなくこれだけのアンサンブルを作れるから、描写力は高い方だと思います。ちなみに同音階を1〜2小節８分音符で鳴らすリフパターンも多い。
　Mogwaiにも近い雰囲気が。普段は物静かだけど時折轟音で攻め立てる、大人しい子の猛反撃みたいなアプローチをしてくる所なんか。
　バランス良く、いい意味でベタな王道といった趣の作品。ぶっちゃけどの辺がデスなのか分かりませんでしたが（笑）、ビューティーな要素は十分に堪能できます（2011.9.6）







I am Responsible　2nd Album

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01.soon
02.tva
03.bear
04.thrills
05.appendix
06.a tailpiece
07.hello scotland (Stafraenn Hakon remix)


　より深まった音世界、磨きのかかった美しさ、そして１曲辺りの大作志向。
　アプローチは特に変化していませんが、轟音パートでアクセントをつける手法をあまり使わなくなってます。使うとしても切り札的というか、本当にここぞ！という場面でぐらい。
「ポストロック？　どの曲も似たり寄ったりに聴こえるんだよ！」というタイプには不向き。これは正にそういうタイプのアルバム。バリエーションという点では前作の方が豊富に聴こえた印象。
　ベースの低音と、光の粒子が舞うようなギターアルペジオが心地良く響く#4が個人的にベストトラック。曲単位では今作ですが、アルバム全体で見ると前作の方が好みでした（2011.9.7）







Mourning Golden Morning　3rd Album

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01.Escapade #1
02.Sons Of Ghosts
03.K-141 KYPCK
04.Longing For Colors
05.Fyra
06.401 Lwa
07.Alp Lugens And Beyond


　なんだこれはーーーーっ！！
　と驚くほどのことでもないんですが（爆）、また進化した音楽性に思わずため息が漏れたのは事実。今までと同じアプローチを踏襲しつつも、新しい息吹を感じさせる出来。
　壮大な一つの物語の幕開けを期待せずにはいられない１曲目を経て、２曲目から早速訪れる、めくるめく美旋律に感動を禁じえない。全体的に、プログレにもやや近付いているのが上手く作用していますね。構成力がグッと上がった印象。
　力強い躍動を感じる#3、浮遊感たっぷりの男女コーラスが体の隅々まで浸透していく#4、圧倒的なスケールでラストを飾る#7といった楽曲も出色。
　独自色を打ち出してきた、単純な完成度といった点で、これまでの三作の中ではこれが断然お勧めです。次作も楽しみです（2011.9.8）