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ELISA
white pulsation 1st Album
01.Prologue
02.euphoric field
03.ENDLESS ANTHOLOGY
04.HIKARI
05.時の迷宮
06.Shining Wind
07.BUTTERFLY 〜眠れぬ森の蝶々〜
08.ebullient future
09.鵬翼のプロフェシア
10.Liar night
11.雪花幻想曲
12.ミカエルは眠る〜dans le coeur〜
13.Epilogue
楽曲、ヴォーカルなど全てをひっくるめて、正に精微にて潔癖なクリスタルの如し。完全に現実的な世界観から乖離していてファンタジーの領域に入っているような所があり、そこが受け付けない人がいるかも知れませんが、逆にそこがいいのだ!
ヴォーカルは元々合唱やオペラ経験があるからか、歌唱力も確かでハマりまくっている。ウィスパー系の抜群に魅力的な声質、英語の発音が綺麗な所もそそられる。
また作曲陣がかなり豪華なためか、楽曲面も非常にハイクオリティー。穴となる曲もなく、意外と曲の振り幅も広く、アルバム通しての世界観・曲順もほぼ完璧。ガルネクだの何だのよりまずこちらを歌姫として売り出すべきだろ常考!(爆)
eufoniusとかが好きな人はハマると思います(2010.1.1)
Rouge Adolescence 2nd Album
01.Prologue of Rouge Adolescence
02.Wonder Wind
03.Real Force
04.Dear My Friend −まだ見ぬ未来へ−
05.Snowy Bell
06.凛々と
07.Absolute Perfection (Interlude)
08.Waterland
09.聖櫃のプロフェシア
10.Absolute Perfection
11.慈しみのボレロ
12.Epilogue of Rouge Adolescence
何だこの変貌は! 清楚なのが似合う少女に小悪魔Agehaみたいな格好をさせるが如き暴挙である(爆)
シンフォニックな空気こそ前作を継承していますが、全編に渡って蔓延るポコチンな打ち込みが台無し。似たようなこと最近の水樹奈々や茅原実里がやってんじゃん。前作で言うeuphoric fieldのような、Nightwishみたいなベクトルを突き詰めた方がいいと思うんですけどね。
楽曲自体手抜きした様子はなさそうだし、歌唱力も向上している所は良いです。でも次もこういう路線だったら聴かないかな(2010.4.5)
Lasei 3rd Album
01.Prologue of Lasei
02.God only knows
03.集積回路の夢旅人
04.Light To Unite
05.機械仕掛けのシンデレラ
06.Special "ONE"
07.真実の証
08.True my sight.
09.Reminiscence
10.Heaven's Sky
11.STONE CIRCLE
12.深淵のプロフェシア
13.Epilogue of Lasei
これまでの2作を折衷したような音で来てます。ポップス寄りな曲をやるにしても、今回は上手い具合にシンフォニックな空気を残しつつやってるので前作より違和感を感じず聴ける。
ただ、今作も意義を見出せない4つ打ちに縛られがちになる傾向が多々見受けられるのが個人的に気に食わん。もっとサウンドの重心を低くしてもいいのに。意外とオケ負けしない声だし、清純でハイトーンな声質との対比にもなるし。
リズムパート以外の部分は拘りが感じられるので、総体的に聴けば『気合いの入った楽曲』という評価が出来ます。約8分・6楽章形式の#2とそれに連続する形の#3、同じく曲構成を主として練り込みに拘ったと思われる#11・12とか。
#7は本人初の作詞作曲。えーと、これだけ聴いた感じだとやめといた方がいいかな。曲は編曲でかなりゴテゴテに塗ったくってる感があるので何とも言えませんが、少なくとも歌詞の方は。
『どうか君を連れてかないで』のように、文法的に?となる所があったり、変に話を壮大にしようとしてて悪い意味で回りくどいことに。最後に取って付けたように『ただ ただ 愛したい』と言ってるのがまた。やはり全てお膳立てされた上で光るタイプの歌姫か。
ちなみにタイトルのLaseiとは、自身のファルセットに由来した『裸声』らしいですが、その割には結構声加工して収録してるように聴こえるんですけど。気のせい? また、1曲ぐらいアカペラの曲があっても良かったんじゃないかと。
次回作こそシンフォニックメタルをやってくれないかなと、密かに期待しております(2011.3.23)