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Evanescence
Fallen 1st Album
01.Going Under
02.Bring Me To Life
03.Everybody's Fool
04.My Immortal
05.Haunted
06.Tourniquet
07.Imaginary
08.Taking Over Me
09.Hello
10.My Last Breath
11.Whisper
アメリカ産のゴシックメタルバンドによるデビューアルバム。1500万枚の大ヒットを飛ばしたそうです。
ゴシックメタルというとヨーロッパ系のイメージがありますが、このバンドの音はモダンヘヴィネスを取り入れるなどして、それを上手にアメリカナイズした感じの音。大雑把ではなくシンプル。様式美を意識しつつモダンな要素もある。
基本的にはベタだし凝ったことはしてないんですが、メロディセンスが良いのでむしろ無駄なく効率的にメロを引き立てている。この音数の絞り方も心地良くなってきますね。
歌詞はメンヘラの領域に足を軽く乗っけているような、鬱々とした内容。こういうの嫌いじゃないぜ！ 正直、そんなに救われたいなら自分で動けやと思うこともありますが（爆）
そんな詞とは反するように、Vo.であるエイミーの歌声は憂いを含みつつも、音圧に負けないパワーと伸びがあって実に魅力的。#2に入っているような男性Vo.のラップは正直蛇足かな。別に入れること自体に反対ではないですが、ならばもっと使って欲しい。
アメリカでゴシックメタルを流行らせる為に生まれたような存在、って感じ。いい感じに歌に主導権を取らせ、歌もそれに応えているので、いいんじゃないでしょうか。個人的にはハイカラよりこっちを聴くことを勧めます（爆）（2011.2.28）
The Open Door 2nd Album
01.Sweet Sacrifice
02.Call Me When You're Sober
03.Weight of the World
04.Lithium
05.Cloud Nine
06.Snow White Queen
07.Lacrymosa
08.Like You
09.Lose Control
10.The Only One
11.Your Star
12.All That I'm Living For
13.Good Enough
前作よりも演奏やアレンジ、構成に凝っている印象。
バラード系が明らかに増えてますが、どれも出来はいいです。ピアノとストリングス、そして情感たっぷりの歌声が響く#4は最高だし、凍り付くような冷たさを含んだ#6・7も雰囲気作りが上手い。ヘヴィ系もより良くなってますね。
歌詞の方向性は前作とあまり変わらず、saveとかdreamとかlife辺りの単語が頻出。しかし少し前向きさも見せ始めた、というかダメな相手を結局許してしまう女、みたいな感じが（爆）あと宗教的なモチーフを持ち出す割合が少しだけ増えたかな？ よく分からないんですが。これは宗教的ではないですが、#12みたいな詞は個人的に好きですけどね。
バンドサウンド重視派は前作の方が気に入ると思います。個人的にはこちらの方が若干上回るかな（2011.3.1）
