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堀江由衣
水たまりに映るセカイ 1st Album
01.桜
02.Insistence
03.おはよう
04.ラブリー
05.着心地の悪い恋なんて
06.約束 -eternal promise-
07.洗濯機の中から
08.愛のカタチ
09.スコールクロール
10.Happy happy*rice shower -type yui-
11.I wish
12.Happy love to you
田村ゆかりよりも多少能動的で生活臭がする、諦めないで私らしく頑張って好きな君と未来へGO！ってな歌詞と、音の強弱なんて考えてないだろと言いたくなるスカスカポコポコな楽曲が織り成す清楚系アイドルポップスアルバム。お行儀がいいだけで、それ以外何も強い印象を残してくれない。
本人の歌も、この手の例に漏れず上手くないです。技術はともかく、表現力が欠落していて大体棒読みな歌い方。
印象に残ったのは#5・7。別に曲がいいからとかじゃなく、電波じみた奇行歌詞に少し背筋が寒くなったから（爆）雲子（うんこと読んではならない）さん飛ばしすぎです。
ラブひなが好きな人向け（2010.10.6）
黒猫と月気球をめぐる冒険 2nd Album
01.朝の声
02.この指とまれ
03.フェイク・ファー
04.Pure
05.Love Destiny（Album Mix）
06.Gravity
07.翼（Album Mix）
08.月の気球
09.どんなことだって
10.心のカギ
11.So depecher
12.新しいドアへ…
13.小さじ一杯の勇気
前作と大差ないレベルですが、辛うじてこちらの方がマシ。空虚な自己啓発セミナーみたいな歌詞はこちらの方が酷いですが（爆）
歌の方はちっとも伸びておりません。何故粗が目立つようなメロディーラインを要求してくるんだろう。もっと歌い手に優しいメロ付けてあげればいいのに。それか加工しまくって電子音楽みたいにしちゃうとか、無機質さをウリにした楽曲を仕立てるとか。
インパクトという意味では#5がダントツ。あらゆる部分でのベタさをサビの「あいあいあい」連発が吹き飛ばしていく。
清純派アイドル声優のアルバム、という期待には全くぶれることなく応えてはいますし、副業の一環としては妥当なレベルの一枚ですが、個人的にはお勧めは出来ません（2010.10.7）
sky 3rd Album
01.お気に入りの自転車
02.Romantic Flight
03.eyes memorize
04.見つめられたら〜when I fallin' love with you
05.Rain
06.It's my style
07.タイムカプセル
08.ひまわりと飛行機雲
09.Angel 恋をした
10.ALL MY LOVE（ALBUM MIX）
11.tomorrow
12.I just wanna be with you
13.In the sky
プロダクション・楽曲の質ともに飛躍的な向上を見せた3rd。何より基盤を壊さないまま、彼女の歌を活かす、というか誤魔化しのきくようなアレンジになってるのがいい。雰囲気イケメンみたいな感じ。ちなみに歌詞はアルバム名の通り、空を主題に据えたものが多いのが特徴。
しかし#3のように、ハットを８分で鳴らしまくって高音がシャカシャカして透明感が台無しになってるような曲もあるのが勿体無い。あとシングル曲の芋っぽい歌謡デジポップス#10がかなり浮いてるのが。
今は亡き岡崎律子が手がけた#2がベストトラック。一瞬のファルセットをアクセントに使うことで無垢な可愛らしさを演出。コーラスも心憎いやり方。
無難だけども、コンセプトは遵守しているのでそこそこ見栄えはする一枚（2010.10.8）
楽園 4th Album
01.クローバー
02.A Girl in Love
03.虹色☆サーチ
04.Baby,I love you!
05.Tutty Fruity
06.恋ごころ
07.波のまばたき
08.on my way
09.try again
10.心晴れて 夜も明けて
11.笑顔の連鎖
12.BE FREE
13.Invitation
どっかで聴いたようなベタさは多分にあるとはいえ、上品なストリングス使いを中心に曲は確実に良くなってます。が、本人の歌が『まるで成長していない・・・』ので（流石に少しずつマシにはなってますけど）、どうにも違和感を拭えない4th。
昔の水樹奈々とかTWO-MIXが歌いそうな、一時代前の四つ打ちアップテンポでオケヒ連発な#9とか曲だけでも個人的に脱力なのに、やる気のない歌で更に脱力。#6はしかるべき歌い手ならば涙腺を緩ませるくらいの美しい曲になり得るのですが、完璧にオーバースペックだし。せめて、余計に声が細くなる高音を使わせない方が…
あまり歌手活動に積極的じゃないんでしょうか。これだけ曲数出してると大概の人達がやってくる"自作歌詞"も未だないし。
楽曲だけなら★３〜４つくらいですが、これだけ歌がアレだとちょっと満足度を減らさざるを得ない（2010.10.9）
嘘つきアリスとくじら号をめぐる冒険 5th Album
01.はじまりの唄
02.マッシュルームマーチ
03.世界中の愛を言葉にして
04.蒼い森
05.Shiny merry-go-round
06.くじら光線
07.Puzzle
08.いつか
09.day by day
10.スクランブル
11.LET'S GO!!
12.Will
13.口笛
2ndと4thの延長線上にあるような感じ。楽曲の存在感が薄くなった気がする分、歌がまともになってきたのが良く分かります。息漏れが過去よりも大分改善されている。ビッグバンド気取りな#10は何から何まで何かの冗談にしか聴こえませんが。
そんな#10にせよスカパンク風アイドルポップスな#11にせよ、低音の貧相さが今回特に目立つ。#2もマーチなんてついてるのに軽すぎるし。#13みたいなドラムレスの曲で固めた方が良かったんじゃないでしょうか。
個人的には岡崎律子が恋しくなる一枚。大きく貢献はしてましたが、決して彼女の楽曲に依存はしてなかったはずなのに（2010.10.10）
Darling 6th Album
01.ラララ愛の歌
02.Time machine
03.Days
04.かみさまおねがい
05.恋する天気図
06.Say cheese!
07.伝えられない言葉
08.ヒカリ
09.LOVE ME DO
10.ラブリ エブリデイ
11.きれいな風が吹いてる
12.ずっと
13.ハロー
14.Little Honey Bee
おいおいどうしちゃったんだ。
ヒットチャートでよく見かける、根拠の薄い押し付けなポジティヴさ＋キミと私でハッピ〜ってな歌詞は右から左ですが、プロダクションが過去最高級のハイクオリティ。今回は金をかけたのか、スタジオミュージシャンも凄い豪華なメンツを使っている（詳しくはWikiを参照して下さい）奏者の裁量に任せてるのか、伸び伸び演奏させることでベタな楽曲のポテンシャルを大幅に引き上げてるのも○。これでスキャンダルやったら凄い面白そうだったのに。
本人の歌もいい感じ。#5なんか普通に心地良いし、ロックな#7も特に大きな問題もなし。色んなタイプの曲がありますが、本人の実力で上手く馴染んでいるのでは。
ベタゆえに突出した名曲はありませんが、致命的に出来の悪いものもなく、平均点以上の楽曲が並んだ上品なポップスアルバムです。彼女の音源を聴くならこれがお勧め。特に本人のファンでなくとも、聴いて損はないです（2010.10.11）
HONEY JET!! 7th Album
01.moment
02.JET!!
03.Secret Garden
04.Prism
05.バニラソルト
06.スピカ
07.silky heart
08.Get up and Go
09.Peppermint Days
10.Love Countdown
11.Blue Rainy Days
12.君のそばに
13.Dear...
最近のシングルで顕著だったテクノポップ路線からの影響を５〜６割くらい受けたアルバム。彼女の平面的な歌唱を活かすにはこういう方向の方が合ってると思う。だからと言って『Dear...』の棒読み発音＋歌唱は許容しがたい物があるけど（笑）
でも曲は従来通りのポップス路線の方が完成度高かったなあ。テクノポップが氾濫している現状、余程クオリティが高くないと切り込めないのでは。
しかしこの人って他の声優シンガーに比べて、あまり音楽に熱心じゃない印象を受けるんですよね（2010.1.1）
