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石野卓球


6th Album TITLE#1 2004年 ★★★★★
7th Album TITLE#2+#3 2004年 ★★★★★








TITLE#1 6th Album

01.Ich Bin...
02.TBeisa
03.One Track Mind
04.Bush in Savanna
05.Abuku No Hito
06.XTHC
07.Spelling Monkey
08.Aoi Neon
09.Twilights
10.Mongol,Kangaroo
11.The Rising Suns
12.Go Sun
13.GoodTimes


 電気グルーヴの中心人物、石野卓球のソロ名義作品。有野課長風に言うなら『チットルワン』ってところでしょうか。
 テクノ系は普段あまり聴かないのですが、ポストロックやエレクトロニカ系は聴くので、すんなり入り込めました。フロアでかけるのに向いてそうな、サイケな音。そして時折アンビエント風だったりも。
 曲名と音の選び方・組み方がかなり一致しているので、風景がしっかり浮かんできます。例えば、#4ではパーカッションを使ってちゃんとサバンナっぽくなってますし、#5はフワフワ系の音色で浮世の泡沫の夢みたいな景色が見えてきますし。
 更に少ないテクノ知識を総動員しますと、ミニマルなグルーヴを大切にしている、割とオーソドックスなタイプのように聴こえました。だから聴きやすく感じます。アングラっぽさがないので、ここからテクノ系に入るのもいいんじゃないでしょうか。
 テクノって感想書くの難しいですよね。右脳を活性化させてイメージング力を強化するのにどうぞ(2013.5.20)






TITLE#2+#3 7th Album

●Disc 1
01.Wooden Case
02.Tokaido
03.Sam and Jerry
04.The Gate
05.Fujiyama
06.Starlights In Sunshine(feat Tavito Nanao)
07.Love Domination
08.Gossip Pop
09.Electronic Cock Sucker
10.Jack it!
11.I Love You
12.The Rising Suns(Discotheque)
13.Take Me To The Heaven

●Disc 2 01.NU
02.Mentoth
03.Com FM
04.Tower
05.Abuku No Shiro
06.The Rising Suns(numero uno)
07.Acid Monkey


 大枠では前作・TITLE#1と同じような方向性なんですけど、よりアルバム全体での音色などに統一性がある気がします。ヴォーカル入りの曲もいいですね。前作でも書きましたが、構成などは基本シンプルめだけど、聴かせどころはハッキリしていて上手いんですよ。シンプルなファッションをオシャレに着こなすような感じ。
 TITLE#1から連続リリースされたそうですが、正しく2枚(正確には3枚か)で1つの作品と言えるでしょう。
 ……だったら3枚組で出せばいいのでは、なんて突っ込んじゃいけませんか?(2013.5.21)






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