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キリト
Hameln 1st Album
01.Hameln
02.DOOR
03.PLOT
04.INTER CUTTER
05.Ray
06.Awaking Bud
07.誰もいない丘
08.再生の朝(Album Version)
09.THE SUN
10.EXIT
PIERROT時よりもメロと歌を大事にしている。言い換えると、PIERROTよりも毒やアクは薄めで大衆的になっている。攻撃的な楽曲も何曲かはありますが。
声自体にクセがあるし、歌唱力は正直低い方なので射程距離外への求心力は弱いか。ロキノンとかメタラーだとかへアピールするにも苦しい。
楽曲は別段レベルの高いものではありませんが、適切な装飾と豪華サポートメンバーによる演奏で質を引き上げてもらっている印象。#7なんか正にアレンジが秀逸。
PIERROTでキリトの曲がツボにハマるかどうかが、そのまま今作の評価の分かれ目になるかと(2010.6.11)
Negative 2nd Album
01.逆光
02.DECIDE
03.毒薬
04.Suicide View
05.TEAR
06.陽炎
07.PERIOD
08.拍動
09.GARDEN
10.砂丘
11.Cherry trees
メロディと歌重視の方針は前作と変わらずですが、こちらはよりメロウな響きが多い。
のはともかく、同じようなメロとリフと曲展開と歌詞がダラダラと続くのが最大の問題。編曲で誤魔化すにも限度があるだろ。つまりはマンネリ。飽きる。確かに聴いていてネガティブになる(爆)
そして伝説の犬ライダーカバーによって巻き起こった、Nirvanaファンの怒りの炎へ更に油を注ぐかのような#4。何も恐れずにやりたい放題やっちゃう自己表現性は評価できますけど。
前作以上に内輪向けが進行したアルバム。演奏は確かに良いけど、それだけで至福を味わえるタイプの音楽とはまた違う。言葉は悪いですが、妄信的なまでに彼の楽曲を好むくらいのファンじゃないとついていけないと思います(2010.6.11)