トップページ＞音楽感想 LOST IN TIME

2nd Album	きのうのこと	2004年	★★
3rd Album	時計	2005年	★★★

きのうのこと　2nd Album

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01.ヒカリ
02.se 帰路
03.教会通り
04.ココロノウタ
05.イロノナイセカイ
06.列車
07.あなたは生きている
08.誰かはいらない
09.悲しいうた
10.やっと言えた言葉
11.昨日の事
12.北風と太陽


　まどろみと戦いながら聴きました。特に#7みたいなスローバラード曲。
　バラードバンドではなく、基本的にはフォーク入ったギターロックです。アッパー寄りの曲も何曲か入っています。しかし詞も曲も、自分の好みから外れていたんですよ。
　歌は、技術的な上手さで勝負するタイプではありません。叙情をウリにしているタイプ。音楽性とは合っています。変にキレイに歌われると、むしろ白けてしまうかもしれないので。歌は悪くありませんでした。
　問題だったのは曲。隙間を活かしているというより冗長。構成単位・小節単位ともに、もっとコンパクトにした方が良かったです。#1なんて、要約すると「考えるより行動すべし！」なんて内容なのにやたら長かったり。
　歌詞は、箱庭ぐらいに狭い世界の中で後悔したり決意したりといった内容。個人的には特に興味がないです。こちらは良し悪しというより、単に好き嫌いの問題です。
　自分が聴いていて思った長所は、メロディですね。ありきたりさを感じさせず、美メロが書けている。自然とメロディが生命線になる楽曲なので、ここがしっかりしているのは良いことです。
「攻撃的じゃなきゃロックじゃねぇ！」という価値観の持ち主には不向き。BUMPやamazarashiが醸し出す雰囲気が好きな人には向いているでしょう（2013.9.8）






時計　3rd Album

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01.羽化
02.はじまり
03.柊
04.ライン
05.サンカク
06.蛍
07.残像
08.証し
09.NEWS
10.冬空と君の手


　前作の感想では特に興味のない歌詞と書きましたが、今作は一味違うようです。#1の歌詞からグッと来ました。大人になること＝羽化を静かに、語りかけるように描写。
　他の曲でも、風景の描写力が上がっている印象です。聴いていて、情景と心情のリンクが鮮やかに分かるんですよね。ただ判子みたいな失恋詞はちょっと……
　演奏も良くなっています。隙間を作りすぎず、淡々とした雰囲気の方が合ってるのではと感じました。#4なんて地味ですけど飽きが来ないですし。このアルバムを聴いて、けっこう演奏技術がしっかりしているということも分かりました。ワウなどの、エフェクターの使い方もいいですね。
　ロック度も前作より上がっているので、試しに１作聴いてみたいと思って頂けたなら、こちらの方が良いでしょう（2013.9.10）