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May'n
メイン☆ストリート 1st MiniAlbum
01.May'n☆Space
02.キスを頂戴
03.BLUE
04.Glorious Heart
05.WHY?
06.嫌、嫌
07.ライオン -May'n Ver.-
シェリルとしてではなく、May'nとしての試金石となるミニアルバム。
……のはずなんですが、どういう方向性で行こうとしているのかが今一つ見えてこない。それに楽曲も菅野よう子の提供曲と比べると一歩劣るというか、言ってしまえばありきたり（比べちゃイカンけど）シェリルの影を追っている人は多分、聴いても面白くないと思う。
May'nの歌はやっぱり上手いんですけど、独特の粘っこい歌い方が足枷になってる曲もちらほら。全体的にプロデュース側の失策が目立つんですよね。かと言って今後も全部菅野よう子に曲作ってもらってもそれはどうなんだ、って話だし。
個人的には、リードトラック『May'n☆Space』みたいな方向性がいいんじゃないかなと思うんですが。……ってこれも菅野さん作曲じゃん！（編曲は違う人だけど）
今後のカギは、彼女の性能を最大限に引き出せるプロデューサーに巡り合えるかどうか、って所ですかね（2010.1.1）
Styles 1st Album
01.Get Ready
02.キミシニタモウコトナカレ
03.standing bird
04.XYZ
05.Let Me Be Myself
06.Deep Breathing
07.Welcome To My FanClub's Night! -Styles ver.-
08.h@e me? h@e you!
09.パラノイア
10.M-Revolution
11.YOUR ROCK
12.Heart & Soul
基本的には詞曲共にベッタベタのJ-POP。メインストリームに中指おっ立てたくなる人間はこの時点で聴く価値なし。
が、メイン提供者が鷲巣詩郎に変わったことでグッと良くなっていると補足しておきます。というかこの人の方が彼女の歌の活かし方が上手い。シェリルを意識したかのような#3は鷲巣氏なりのサービスか、それとも挑戦か。いずれにせよいい曲です。だから#7を一発目に持って来なかったのかな？ いかにもなオープニング・チューンなのに。
また前作よりもケツの重いプロダクションなので、そこそこダンサブルでグルーヴが効いているようになったのも○。
冒頭でベッタベタと書きましたが、歌詞には何曲か惹かれるものがありました。
まずは#9。痛い。痛すぎる（爆）とんだキチガイですよこいつぁ！ ユミもアユミもリサもアリサもよく相手出来るな。
そして#8。Janne Da Arcだったら殺意にも似た愛情で殺しにかかってる所ですが、こっちは殴りたくてウズウズしている模様（笑）西野カナとかよりもよっぽどめんどくさかったり、生々しい女の描写が出来てます。どちらも本人作詞じゃないけど。
ちなみに本人作詞も１曲ありますが、極めて平凡なレベル。あと作曲の方はやめた方がいいな。変わらず初心者レベルの曲で、編曲でもカバーしきれていない。
前作でガッカリしたそこのアナタも、レンタルでもいいからこれをいっちょ聴いて再判断してみちゃいかがでしょうか。自分は「もうちょっと追いかけてみてもいいか」って気にはなりました（2011.4.7）
If you... 2nd Album
01.Disco☆Galaxxxy
02.ユズレナイ想ヒ
03.シンジテミル
04.もしも君が願うのなら
05.HERO
06.0 -Zero-
07.Ready Go!
08.My Lovely Thing
09.モザイカ
10.Swan
11.愛は降る星のごとく
12.Phonic Nation
アニソン寄りの曲と、ヒットチャートに上るような曲が大体半々くらい。今後の身の振りをまだ決めかねているように聴こえました、自分には。歌の上手い平野綾みたいな感覚。
前作よりも低音が痩せたプロダクションになっているのは何故？と疑問もあるんですが、今回は本人作曲のものも悪くないレベルに達しているのは○。#12はともかく、メインリフを中心に据えた#9は良かった。こういうシンプルさはいいですね。細かい部分を編曲でいじれる余地もあるし。
歌は現在のレベルでも十分ですが、より高みを目指すための課題は詞の世界観や登場人物の心情を歌に乗せられる表現力かな。色んな意味で詞曲に突出した要素がなく、特徴的な歌声でもない以上、歌を徹底的に伸ばさないと大成は難しい。
本人の作詞の傾向を見る限り、その内アニメ・ゲーム関連の仕事はバッサリ切って本名名義の時みたいに一般J-POPに戻りそうな気がしなくもないけど。自分としてはいい曲出してくれればどっちでもいいけどね（2011.4.9）
