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ももいろクローバーZ


1st Album バトル アンド ロマンス 2011年 ★★
2nd Album 5TH DIMENSION 2013年 ★★








バトル アンド ロマンス 1st Album

01.Z伝説 〜終わりなき革命〜
02.CONTRADICTION
03.ミライボウル
04.ワニとシャンプー
05.ピンキージョーンズ
06.キミノアト
07.Dの純情
08.天手力男
09.オレンジノート
10.行くぜっ!怪盗少女
11.スターダストセレナーデ
12.コノウタ
13.ももクロのニッポン万歳!


 サマソニ、オズフェスと、次々と色々な意味で伝説を作る気鋭のアイドルユニットのアルバム。
 とはいえ、多分リクエストがなかったら一生手に取らなかったと思います。ジャケ写はビートルズの引用ですかね?
 大雑把な印象としては、ラップを多用しながらも、わざとアイドル歌謡曲方面へとダサく外して作ってるのかなーと。何かとかそんな感じじゃなかったでしたっけ。もうあまり覚えてないんですけど。
 曲自体は、AKBとかその辺よりも遥かによく作られています。全ての曲ではないですが、音の多重的な組み立て方に職人芸を感じずにはいられませんし、譜割りや言葉もかなり考えて選んでいると思います。かなりスムーズに口ずさめますからね。
 ハードはハイスペックですが、ソフトは……まあぶっちゃけAKBやその周辺連中と同等以下かなーと。別にハイレベルなものは全くもって期待しちゃいなかったからいいんですけど。
 僕が勝手に推測するに、天賦の才を持たぬ女の子が昭和スポ根アニメよろしく必死こいて頑張る姿がウケたんだと思うんです。例えば#6みたいなバラードは「頑張ってるなぁ」「アイドルの割に善戦してるなぁ」じゃなく、ハラハラしながら聴くんですよね?
 でも自分は、そういう姿にあまり惹かれないんですよ。頑張ってるのはプロとして活動する上での前提とみなしてしまうので。仮に秋元一味からランダムに数名引っこ抜いて、同じようなコンセプトで、この制作陣の作った曲を歌ってもらっても大差ないんじゃないかと思ったのが正直な所。
 満足度は、3に近い★×2ということでご勘弁を(2013.5.1)






5TH DIMENSION 2nd Album

01. Neo STARGATE
02. 仮想ディストピア
03. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
04. 5 The POWER
05. 労働讃歌
06. ゲッダーン!
07. Z女戦争
08. 月と銀紙飛行船
09. BIRTH □ BIRTH
10. 上球物語 -Carpe diem-
11. 宙飛ぶ!お座敷列車
12. サラバ、愛しき悲しみたちよ
13. 灰とダイヤモンド


 前作で「もう聴くことはないかな?」と思ってたんですが、またリクエストが来たので聴いてみました。リクエスト締切の直前ということもありまして。
 僕は相変わらず、メンバーの顔と名前が一致するどころか、覚えてすらいない程度の人間です。そんな立場の人間が聴いて思ったことを書いている、ということを念頭に置いてお読み頂ければ幸いです。
「アイドルとは思えない」とタレコミがあったんですけど、はっきり言ってしまうとそうは思えませんでした。歌も曲も、十分アイドル音楽の領域ではないでしょうか。
 メロディはいわゆるクサいラインかラップばっかですし、音も細部がチープ。例えば#3は、上モノばかりゴテゴテしててリズムパートがスカスカ。意図的にそうしてるんでしょうが。逆に、#6みたいに音数を絞ってるならアリだと思います。
 チープだからクオリティが低い、とは言いません。B級っぽさは充分出ています。実際、トラックは前作同様割と良くできているのではないでしょうか。しかし、歌い手を無視するくらいもっとトラックを作り込んでたら、予期せぬ化学反応を狙えたかもしれません(通称:新谷良子マジック)
 この歌唱力ならばいっそのこと、徹底的に歌い手は無視していいのではと思いました。イアン・パートンの曲を歌うより、マイク・パットンの真似をした方がアイドルらしくなくて面白いですよ。楽曲もカオティックコアmeetsアイドルポップスとか、プログレメタルmeetsアイドルバラードとか、サイケトランスmeetsアイドルラップにするとか。
 色々言いましたけど、AKB関連に音楽だけで触れるよりは面白いのではないでしょうか(2013.9.21)






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