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monobright
4th Album |
ACME |
2011年 |
★★★★★ |
ACME 4th Album
01.淫ピーDANCE
02.DANCING BABE
03.NO CONTROL
04.宇宙のロック (淫ダストリアルver.)
05.Timeless Melody
06.踊りませんか
07.Pet
08.夜明けのバル
09.スロウダイヴ
10.COME TOGETHER
11.miu
12.WONDER WORLD
アルバム名やトップバッターの曲のせいで下ネタ系かと思われるかも知れませんが、そんなことはありませんのでご安心を。
ふざけているというよりむしろシリアスな空気で、性・愛・憎しみ・悦び・虚無・死が入り混じった、色んな意味で人間の体温が流れ込んでくるアルバム。
サウンド的には、BEAT CRUSADERSより突き抜けており、POLYSICSよりはポップ。そんな位置付け。
別に中途半端という意味ではなく、バランスがいいということです。あとバンド感への意識が高いのがいいですね。気をてらった音作りなどに頼りすぎず、あくまでフィジカルが地盤としてある所が。
アレンジの引き出しも多いようで、バンドの総合力と遊び心をおっ広げる半インストの#1、生々しい重さがまとわりつく#3、ふしぎなおどりを踊りたくなる#6のような曲から、フィードバックの効きまくったギターが特徴的なラルクっぽい#12のように正統派な曲まで多彩。カラフルというか、人間の多面的な要素を見ている感じ。
先日紹介したandymoriとはまた違ったベクトルですが、これも色んな人が楽しめそうな間口の広さがある作品です。前述の2バンドが好きな人には特にお勧め(2011.7.11)