トップページ＞音楽感想
moumoon
15 Doors 2nd Album
01.We Go (intro)
02.15 Doors
03.One Step
04.Sunshine Girl
05.moonlight
06.Blue Rain
07.青い月とアンビバレンスな愛
08.ハレルヤ
09.YAY1
0.EVERGREEN
11.Destiny
12.天国に一番遠い場所
13.On the right
14.HAPPY UNBIRTHDAY
15.Farewell (outro)
相対性理論から言葉遊びと不思議ちゃん要素を取っ払った音楽。しかし総合的な完成度はこちらの方が高いと思いました。
まず、やくしまるえつこの歌声頼みな相対性理論よりサウンドの意識が高いこと。メロディ楽器と歌声を正面からぶつけず、原則縫うように配置していたりと、きちんと歌声と有機的に連携しようとする意志が伝わってくる。ちゃんとリズムパートも作り込んであるし、曲調も似たり寄ったりになりすぎないよう工夫している。調性も被りすぎてるってことはない……はず。多分。
あと歌唱力が地味ながらしっかりしている。特に音階の捕え方と微細な表現力がいいですね。声質も○。
歌詞は雰囲気物ですね、ほぼ。曲のイメージに沿った、柔らかめで生々しさのないピュアでプラトニックな世界。綺麗事にしても、ちゃんと伝えたいメッセージを持ってるだけマシか。
時折やたら壮大になったりするのは何なんだろう。例えば#8とか。『ハレルヤ』『東京』『コロシアム』の単語が一堂に会する世界観って、女神転生ぐらいしか思いつかなかったんだけど（爆）
打ち込みか生楽器か、売れ線か裏道か、今後どうにでも転べる器用さがあるのは頼もしいですね。avex的にもそう思ってるはず（笑）BGMにもじっくり聴くにも、どちらの用途でもお勧めできる安心の一枚（2011.4.5）
