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Pizzicato Five




Album 月面軟着陸 1990年 ★★★★★
Album 女性上位時代 1991年 ★★★★★
Album Sweet Pizzicato Five 1992年 ★★★★★
Live Album インスタント・リプレイ 1993年 ★★★★★
Album Overdose 1994年 ★★★★★
Soundtrack ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ 1994年 ★★
Album ROMANTIQUE '96 1995年 ★★★★★
Best Album Pizzicato Five TYO 1995年 ★★★★
Album フリーダムのピチカート・ファイヴ 1996年 ★★★
e.p combinasion SPACIALE ep 1996年 ★★★★
Best Album great white wonder RARE MASTERS 1990〜1996 1996年 ★★★★★
Album HAPPY END OF THE WORLD 1997年 ★★★★★
Best Album PIZZICATO FIVE JPN 1997年 ★★★★★
Album Playboy & Playgirl 1998年 ★★★★★
CompilationAlbum The Sound Of Music By Pizzicato Five 1998年 ★★
Album Pizzicato five 1999年 ★★★★★
Album さ・え・ら ジャポン 2001年 ★★★★★
Best Album singles 2001年 ★★★
Best Album Pizzicato Five '85 2001年 ★★★★★
Remix Album PIZZICATO FIVE in the mix 2001年 ★★★★★
Best Album Pizzicato Five R.I.P.〜Big Hits and Jet Lags 1998-2001 2001年 ★★★★








月面軟着陸 Album

01.パーティー・ジョーク
02.新ベリッシマ
03.誘惑について
04.衛星中継
05.皆笑った
06.指きり
07.ちょっと出ようよ
08.ちょっと出ようよ REPRISE
09.セックス・マシーン
10.リップ・サーヴィス
11.ボーイ・ミーツ・ガール
12.眠そうな二人
13.衛星中継
14.惑星
15.ワールド・スタンダード
16.トップ40
17.インターミッション
18.水泳 - ブーガルー・イン・アクション
19.アロハ・オエ・ブルース
20.夜をぶっとばせ
21.女王陛下よ永遠なれ
22.カップルズ


 ヴォーカルが田島貴男だった時のアルバム。ちなみに野宮真貴も#5で参加しています。
 歪んだギターがけたたましく鳴るロックンロールからソウルミュージック、ジャズなど、感情豊かなバンドミュージックを、サンプリングを交えつつお送りしてくれます。ジャンルの特性に合わせたからか、アダルトな雰囲気が強め。
 他の作品では時代を先取りしているという印象の方が先行するんですが、このアルバムは時代相応の匂いを感じました。多分大半はヴォーカルのせいだと思います。なんか子供の頃、父が運転する車の中で聴いた中西圭三とかを思い出しちゃうんですよ。冷静に探って聴くと、おそらく大分異なるんでしょうが。
 いい感じに力が抜けていて、内輪ネタも豊富なんですけど、そこが聴く人によってはネックとなるかもしれませんね。実際自分も、ちょっと曲数多すぎて途中で飽きてくることがありますし。
 ラジオで流せないような曲が聴きたい、でも過激すぎて下品なのも嫌だ、って人にオススメです(2013.2.11)






女性上位時代 Album

01.女性上位時代 4
02.私のすべて
03.お早よう
04.サンキュー
05.大人になりましょう
06.女性上位時代 5
07.ベイビィ・ラヴ・チャイルド
08.トゥイギー・トゥイギー
09.トゥイギー対ジェイムズ・ボンド
10.神様がくれたもの
11.パーティ
12.しりとりをする恋人たち
13.マーブル・インデックス
14.きみになりたい
15.むずかしい人
16.TOKYO'S COOLEST SOUND
17.クールの誕生
18.女性上位時代 6


 タイトルはイタリアの映画からの引用なんだそうです。
 ヴォーカルが野宮真貴にバトンタッチしたこの作品が一つの転換点であり、これ以降はヒットチャートにも上がるようになったそうですが……随分皮肉ぶった毒気が強いなーと。一見バブリーそうで、全くもって日本離れした高飛車な女性像をクールなトラックに乗せてクールに歌っちゃう訳ですよ。全然大衆向け音楽に寄ってねぇ。音配置も天才的にして変態的。
 ハイファッションの女性雑誌を読んでるような気分にさせられるアルバムです(2013.2.12)






Sweet Pizzicato Five Album

01.万事快調
02.フラワー・ドラム・ソング
03.キャッチー
04.テレパシー
05.ショック療法
06.CDJ
07.パリコレ
08.ファンキー・ラヴチャイルド
09.コズミック・ブルース


 全編クールなハウス・トラックで固められたアルバム。
 小西康陽の楽曲の特徴として、キャッチーな割にコード進行やメロディラインを捻ってくるというものがありますが、このアルバムはジャンル上それが分かりやすいと思います。
 クラブミュージック的な部分も意識したからだと思うんですが、1曲辺りが長いです。でも前述したようなギミックがあるから飽きないんですよね。ミニマル単位でのパーツからして聴き応えありますから。もう合法ドラッグみたいなもんです。
 細部までほじくるように聴くのではなく、BGM的に流して聴くのがいいでしょう(2013.2.10)






インスタント・リプレイ Live Album

01.そして今でも
02.オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス~ブリジット・バルドーT.N.T
03.トゥイギー・トゥイギー
04.ショック療法
05.キャッチー
06.アクション・ペインティング
07.私のすべて
08.皆笑った
09.CDJ
10.ファンキー・ラヴチャイルド
11.サンキュー
12.万事快調


 92年2月に中野サンプラザで行なわれたライヴの模様を収録したライブアルバム。
 曲の再現度・臨場感・音の良さもさることながら、何より素晴らしいのは歌い手である野宮真貴の魅力がたっぷりと詰まっていること。
 この方、喋り方や笑い方にとても品があって、綺麗で可愛らしいんですよね。綺麗と可愛いという2つの言葉を並べて使って賞賛しても許される、数少ない存在。嫌味やキャラ作ってる感もないし。あと#4の導入で聞ける深呼吸。空気を吸って吐くだけの行動で、何でこんな下品さのない色気を出せるんだ。
 あと彼女は、ホントに女優のように歌の人物を『演じる』ことに長けていたんだということがこの作品でよく分かりました。単純な歌唱技術は決してズバ抜けている訳ではないけど、細やかな表現力が高いんですよね。何より声だけでも分かるくらい華がある。
 小西康陽もキャラ立ってるし、いいんじゃないでしょうか。こういう作品が、ライブアルバムの一つの理想形だと思います。そう、単に会場で録音したものを調節してパッケージングすりゃいいってもんじゃないんですよ!
 ライブアルバムですが、ここから入っても全く問題ないでしょう。そもそも作品数多いですしね(2013.1.22)






Overdose Album

01.オーヴァーチュア
02.エアプレイン
03.自由の女神
04.レディメイドFM
05.ハッピー・サッド
06.スーパースター
07.イフ・アイ・ワー・ア・グルーピー
08.ショッピング・バッグ
09.東京は夜の七時
10.ヒッピー・デイ
11.世界中でいちばんきれいな女の子
12.クエスチョンズ
13.陽のあたる大通り


 ちょっと調べた所、ロックを意識して作られた作品だそうですが、『フリーダムのピチカート・ファイヴ』のようにバンドサウンド中心という訳ではありません。
 何だよインチキじゃねぇか! っていう訳でもないんですよね。確かにロックではある。表面的な音じゃなく、もっと内面的な、マインドの部分でロックしてるんですよね。
 実際の音楽性はというと、歌モノに寄りつつもファンクやレゲエ・ヒップホップのような横ノリ系を中心とした作り。ただ音が示してくる額面通りに陽気なのかというと、そうじゃないんですよ。オーバードーズってタイトルがしっくり来るくらい、悲しみや満たされなさが確かに内包されているんですね。おまけに歌い回しもネガティブじゃなく、どちらかというと淡々とした雰囲気。イカれてますよ。ヤンデレですよ。この濃密でグルーヴィーなサウンドが、カラっとした笑顔の下に渦巻くドロドロしたネガティブな感情にすら聴こえてきます。
 まあ、そこだけに囚われて聴く必要もないんですけどね。#10を聴くと、やっぱり野宮真貴の笑い方は可愛らしいなと思っちゃいますし。そしてジャケットも凄いセンスがいい。
 これは特にオススメしたい作品ですね(2013.1.31)






ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ Soundtrack

01.はじまり
02.ボンジュール
03.東京は夜の七時
04.ラヴラヴショー
05.しりとりしましょう
06.ド・レ・ミ
07.ミー・ジャパニーズ・ボーイ
08.大人になりましょう


 ウゴウゴ・ルーガッ!かつてフジテレビで旋風を巻き起こした、今放送したらクレームが殺到するような内容も平然と流していた伝説の番組であるッ!
 しかし当然というか『まさおくん』『プリプリはかせ』『ミカンせいじん』『あにき』といった超個性的なキャラは登場せず、今作はサウンドトラック扱いとなっています。何故ピチカートの項で扱っているのかといいますと、#3が主題歌に使われていたからです。ディスコグラフィーも、ピチカートの作品扱いでいいみたいですし。
 チョッピリ『オトナ』な要素はありますが、アクや毒は特にないので、微笑ましく聴くことができるでしょう。親子で楽しんでも気まずくなったりすることはないかと。
 しかし自分はもっと強烈なパンチが欲しかった! なのであまり満足できませんでした。トラックはちゃんと作ってあるんですけど、何回も聴きたくなるような中毒性は感じず(2013.1.23)






ROMANTIQUE '96 Album

01.ポプリ
02.めざめ
03.世界でいちばんファンキーなバンド
04.ジェット機のハウス
05.romantique 96
06.アイスクリーム・メルティン・メロウ
07.サウンド・オブ・ミュージック
08.コンタクト
09.三月生まれ
10.秘密の花園
11.キャットウォーク
12.Good
13.変奏曲
14.トウキョウ・モナムール
15.悲しい歌
16.コーダ


 僕は他のピチカート作品の感想でも散々、バカの一つ覚えみたいにオシャレオシャレと連呼してきましたが、この作品はそれに輪をかけてオシャレです。4色ランダムのジャケットからして素敵ですよね。三色じゃないから創価学会じゃないよ!
 テクノポップ・ファンク・ヒップホップ・エレクトロニカ・フレンチポップス・ハウスなどの幅広い曲調を、超洗練させてこれらのジャンルが苦手な人にも聴けるよう加工して仕上げています。パーカッションにしてもストリングスにしても、スクラッチにしても使う状況の選び方などがいちいち上手い。
 ポプリで目覚めて、悲しい歌のコーダで締めるという構成も、一つの絵巻のようで良いんですよね。例え耳の穴が痒くなろうと、最後まで聴かなきゃいけないという魔力を発しています(2013.2.7)






Pizzicato Five TYO Best Album

01.ウィ・ラヴ・ピチカート・ファイヴ
02.スウィート・ソウル・レヴュー
03.東京は夜の七時
04.我が名はグルーヴィー
05.トゥイギー・トゥイギー 〜トゥイギー対ジェイムズ・ボンド
06.大人になりましょう
07.CDJ
08.陽のあたる大通り(サンデイ・モーニング・タキミックス)
09.ハッピー・サッド
10.キャッチー(ヴォルテージ・アンリミテッド・キャッチー) 11.サンキュー
12.マジック・カーペット・ライド
13.ウィ・ラヴ・ピチカート・ファイヴ
14.万事快調


 後期の作品に聴き慣れてしまうと、音色数が少な目でスッキリに聴こえますね。もちろんそれは悪いことではありません。
 意外にCMなどで耳にしたことがあるような代表曲がストレートな形で収録されていて実に聴きやすく、まさに真っ当なベストアルバムって感じですね。このユニット、やたらバージョン違いが多いですからね。ここまで書いてきた感想を読まれて「なんでこんな同じ曲名がやたら登場するんだよ!使い回しか!?」なんて思われた方も、もしかしたらいらっしゃったかもしれませんので一応補足。
 聴きやすく、と書きましたが、聴きやすい分フレーズや詞の毒も同時に浮き彫りとなっているんですよね。そこがまたいい。性格だのなんだのを質問されて答える所とか、レコード割っちゃったとか。Yahoo知恵袋や発言小町だったら、ボロクソに叩かれてますよ。
 段々変な方向へ逸れてきましたが、入門盤として最適なベストアルバムです。(2013.2.5)






フリーダムのピチカート・ファイヴ Album

01.エアプレイン'96
02.ドミノ
03.雪漫々
04.チキン・カレー
05.ミニ・クーパー
06.ホルガー&マーカス
07.コーンフレイクス
08.子供たちの子供たちの子供たちへ
09.パッシング・バイ


 バンド音やアコースティックな音色を重視したアルバム。
 ですがそんなに激しい音楽性って訳でもなく、やっぱりオシャレですね。最後のインスト曲にしても大人しめだし。ロックというよりもポップスに近い。野宮真貴はロックにあまり適性がない(激しく歌う図が浮かばない)と思うので、これは正しい判断では。
 ちなみにフリーダムっていうのは「こういうバンドサウンド中心のもやっちゃう」って意味でのことなんでしょうか。自分は『奏者にアドリブ全開で好き勝手やってもらう』みたいな意味だと勝手に解釈して期待しちゃってたんですが。結構型にハマっていたり、直線的なフレーズが多かったりするんですよね。
 ロックとして聴いたら物足りないですが、ポップスとして聴けば水準以上って感じですかね。演奏が退屈って訳でもないし。存在価値を疑うフレーズしか弾かないロックバンドなんて普通にいますし(2013.1.25)






combinasion SPACIALE ep e.p.

01.Baby Portable Rock (Baby Mexican Rock Version)
02.Icecream Meltin' Mellow (Marin Mix 2)
03.Contact (Percolator Mix)
04.Good (Samoan Attorney Mix)
05.Tokyo Mon Amour (Discotique 96 Mix)
06.Icecream Meltin' Mellow (Marin Mix 1)


 いきなりラジオ番組が始まった時は何事かと思いましたが、その後は普通に音楽アルバム。ちなみに#1はちゃんとラジオっぽく、ローファイ気味な音質なんですよね。こだわるなぁ。
 さて全体的なイメージですが、タイトルにある通りです。宇宙の無重力を漂うようなスペーシーさを下敷きにした音像。そこにレゲエやヒップホップ、ラウンジミュージックなどといったジャンルを混ぜ込んでいるって所ですね。
 素晴らしい親和性を発揮していて、実に聴いていて心地良いんですよ。ミニマルでありつつ、メロディも立っているから。早い話が、キャッチーでグルーヴィーってことです。音の取捨選択も上手い。必要な音を必要なだけ鳴らしている感じ。
 だからこそ、#1が惜しい。単純に曲だけ抜き出して聴けば大好きな曲なんですけど、アルバムに合わせてスペーシーなアレンジにして欲しかったなーと。違う意味で、アルバムから浮いてるんですよね(2013.1.26)






great white wonder RARE MASTERS 1990〜1996 Best Album

01.きよしこの夜
02.私のすべて
03.「買物王」のテーマ
04.「キッズチャレンジ」のテーマ
05.ハッピー・バースデイ
06.めざめ
07.三月生まれ
08.キャットウォーク(セント・エティエンヌ・リミックス)
09.T-FMジングル 見えるラジオ篇
10.T-FMジングル
11.レモンのキッス(ライク・アイ・ドゥ)
12.マイ・ネーム・イズ・ジャック
13.K・I・S・S
14.フレンド&ラヴァー
15.スペルバウンド
16.何かいいことないか仔猫ちゃん(ホワッツ・ニュー・プッシー・キャット)
17.ミー・ジャパニーズ・ボーイ(ミー,ジャパニーズ・ボーイ・アイ・ラヴ・ユー)
18.サンキュー(CNNミックス)
19.東京は夜の7時
20.きよしこの夜


 レア音源集。ラジオのジングルまで入ってます。しかしじっくり聴くと、1分にも満たないジングルといえどきちんと作ってたんだなと思わせてくれますね。
 確かに知られず埋もれさせるには勿体ない良曲がズラリ。リズムパートのアタックを強調したインストナンバー#2はポップで気持ちいいですし、テーマ曲にしてもすぐ覚えられるくらいキャッチーでいながら作りに手抜きはないし、ムーンライダーズのカバーである#12もなんかいい意味で乗っ取っちゃってますし。
 また代表曲の#19は、アコースティックver.として収録。野宮真貴のしっとりとした歌声をじっくり堪能できて良いですね。
 自分もそうだったんですが、レアトラックという響きがあまりピンと来ない、詳しくないリスナーでも聴いて損はありません(2013.1.28)






HAPPY END OF THE WORLD Album

01.世界は1分間に45回転で廻っている
02.地球は回るよ
03.トレイラー・ミュージック
04.イッツ・ア・ビューティフルデイ
05.愛のプレリュード
06.愛のテーマ
07.マイ・ベイビー・ポータブル・プレイヤー・サウンド
08.モナムール東京
09.衝突と即興
10.ポルノ3003
11.アリガト・ウィ・ラヴ・ユー
12.私の人生,人生の夏
13.ハッピー・エンディング


 ハウス・テクノ寄りの音に寄ったアルバムです。なので結構音をエディットしているのが特徴。また随所にナレーションが入っていて、まるで何かの番組を見ているか、もしくはフロアにいるような錯覚に陥る時すらあります。
 しかしテーマは完全にクラブっぽいって訳でもないんですよね。『HAPPY END OF THE WORLD』というタイトルである程度予測はできるかも知れませんが、一つの『世界』の終わりや『終わらなさ』を描写した曲がけっこうあるんですよ。ここで言う世界の終わり・終わらなさとは、単に地球が滅びるとかそういうことだけではなく、今まで自分を包み続けていた状況の終わりですとか、別れみたいなニュアンスも含みます。
 このミスマッチさが、個人的には非常に面白かった。もしいきなり「どんわなくろーずまいあーいず♪」なんて歌われたらガッカリでしたが、こんな風に渋谷系のオシャレさを纏いつつ表現されちゃもう驚くしかないです(2013.1.29)






PIZZICATO FIVE JPN Best Album

01.イントロ
02.レッスン3003 パート1
03.東京は夜の七時(レディメイド mfsb ミックス)
04.イッツ・ア・ビューティフル・デイ
05.ベイビィ・ポータブル・ロック
06.ハッピー・サッド
07.スーパースター
08.メッセージ・ソング
09.アイスクリーム・メルティン・メロウ
10.モナムール東京
11.レッスン3003 パート2
12.トウキョウ・モナムール
13.子供たちの子供たちの子供たちへ
14.悲しい歌
15.陽の当たる大通り
16.大都会交響曲楽


 2枚目となるベストアルバムです。ファンの間では、いわゆる絶頂期の曲を収めた作品だと認識されているようですね。
 そう扱われるのも分かります。パブリックイメージに近い、フレンチ・イタリアンポップスだったり、ハウスやファンクなどで占められた楽曲群が並んでいますから。渋谷っぽくてオシャレ。それらをスクラッチでキュッキュしちゃうアレンジもウォシャレ。全ての曲にそうしておらず、聴かせる時は聴かせてくれるのもウホッオォシャレッ!
 一番入りやすいアルバムはこれでしょうか。ヒップホップやレゲエが苦手な方でも、問題なく聴けるでしょう。十分美しいメロディが前に据えられていますしね(2013.2.3)






Playboy & Playgirl Album

01.La Depression
02.Rolls Royce
03.A New Song
04.Week-End
05.Magic Twin Candle Tale
06.Concerto
07.Such A Beautiful Girl Like You
08.Playboy Playgirl
09.La Regie Du Jeu
10.I Hear A Symphony
11.Drinking Wine
12.The Great Invitations
13.Stars


 まるで香水のトップノート・ミドルノート・ラストノートのように、場面場面で表情の異なるアルバム。バブル脳のビッチ・ナレーションが入るドキュメンタリー風・通常運転のオシャレ渋谷系ミュージックが入り混じっております。
 曲調も様々で、ボッサだのフロア寄りだの和風だのと色々。特に#6がいいなー。クラシカルなフレーズも引用していて、キャッチーな上に格調高さも備えている名曲。
 かなりクセのある作品ですが、ハマったら何度も聴きたくなってしまうはず。先に他の作品を聴いてから手を出してみるのがいいかな(2013.1.30)






The Sound Of Music By Pizzicato Five Compilation Album

01.We Love Pizzicato Five
02.Rock N' Roll
03.The Night Is Still Young
04.Happy Sad
05.Groovy Is My Name
06.Sophisticated Catchy
07.Strawberry Sleighride
08.If I Were A Groupie
09.Sweet Thursday
10.CDJ
11.Fortune Cookie
12.Good
13.Number 5
14.Peace Music (St. Etienne Remix)
15.Airplane
16.Rock N' Roll


 アメリカのレーベルから発売され、輸入された編集盤。
 英語率が上がっているくらいで正直取り立てて聴く必要もない作品なんですが「アメリカ人はこういう風に選曲するのか」「こういうのが受けるのか」的な見方はできるかと。あと言語が変わっても野宮真貴の魅力は何一つ損なわれることはないというのがよく分かります。
 #11だけは日本のアルバムに未収録だそうですが「この曲のためだけでも絶対聴け!」って名曲でもないです。しっとりした横ノリの曲。
 クオリティだけで言えば★×5ですけど、満足度で見ると話は別(2013.2.9)






Pizzicato five Album

01.また恋に落ちてしまった
02.ローマ
03.LOUDLAND!
04.眺めのいい部屋
05.戦争は終わった
06.野いちご
07.ダーリン・オブ・ディスコティック
08.パーフェクト・ワールド
09.20th century girl
10.連載小説
11.あなたのいない世界で
12.グッパイ・ベイビイ&エイメン


 世界から中々戦争がなくならないように、人の心からも中々恋する気持ちはなくならない。どれだけ犠牲を払っても、たくさんのものを失っても。
 正直に最初聴いた時の気持ちを吐露してしまうと、全身を電流が駆け抜けました。圧倒的な完成度に殺されそうになりました。この、諦観とハッピーさを同棲生活させてしまう狂気じみたセンス。頭おかしいのかと。映画『ローマの休日』を音楽CD化して、裏テーマに戦争や喪失の悲しみを織り込んだような感じ?
 敢えて言いましょう。大して悲しくもないくせに病んだふりをしている自称アーティストさんたちは、この音楽の前に土下座しましょう。そして千の風になって空気中のチリと化して下さい。
 ジャズやクラシックを織り交ぜ、キャッチーでグルーヴィーに仕立て上げた最高のアルバム。全然詳しいファンではないんですけど、これが事実上のラスト作品なんじゃないでしょうか。セルフタイトルを付けている辺りからも、集大成っぽい空気が窺えますし、『さ・え・ら ジャポン』は本編終了後のおまけに聴こえてきますし。
 つくづく、リアルタイムで聴いときゃ良かったなと。そうすればきっとヘビロテしまくってたはずなのに(2013.2.1)






さ・え・ら ジャポン Album

01.一月一日
02.nonstop to tokyo
03.君が代
04.さくらさくら
05.現代人
06.キモノ
07.Fashion People
08.アメリカでは
09.ポケモン言えるかな?
10.グランバザール
11.12月24日
12.スキヤキ・ソング
13.東京の合唱
14.さえら
15.大東京
16.愛餓を


 松崎しげる・雪村いづみ・クレモンティーヌ・ふかわりょう・横山剣など、多数の豪華ゲストを招聘しつつ、様々な角度から日本を描き出した作品となっております。現時点では一応これがピチカート・ファイヴとしては最後の作品となるんでしょうか。あまり毒を含んだ皮肉っぽさはなく、軽いネタ的に楽しめる印象。
 これだけのメンツを集めて、小西康陽という監督がまとめ上げれば、そりゃもうかつてのレアル・マドリーばりの銀河系軍団が誕生するのは自明の理。クオリティに文句のつけようはありません。カバーだろうがアレンジだろうが、変幻自在に対応。それに#13なんて凡庸な連中がやりゃただの不協和音ですが、『ずらし』すらテクに聴かせてくれちゃう訳ですよ。
 ただゲストの個性が強すぎて、野宮真貴が掻き消されてすらいる感もあるので、小西康陽のソロ作品に近いとも言えるかも。
 果たして#9は入れてもいいものなのかと一瞬思いましたが、ポケモンも日本発の立派な世界的カルチャーだからいいのか。にしてもこの曲はつくづく凄いなと。ポケモンのネーミングセンスがいいってのもありますが、並べ方と歌への乗せ方が本当に秀逸。久々に聴いても、ちゃんとある程度まで思い出して口ずさめましたし。トラックもちゃんと作り込んであるし、正にキャッチーの極地(2013.1.24)






singles Best Album

●Disc 1
01.スウィート・ソウル・レヴュー
02.東京は夜の七時
03.ハッピー・サッド
04.スーパースター
05.陽の当たる大通り
06.悲しい歌
07.ベイビィ・ポータブル・ロック
08.メッセージ・ソング
09.イッツ・ア・ビューティフル・デイ
10.モナムール東京

●Disc 2
01.大都会交響楽
02.恋のルール・新しいルール
03.きみみたいにきれいな女の子
04.ウィークエンド
05.プレイボーイ・プレイガール
06.ダーリン・オブ・ディスコティック
07.nonstop to tokyo
08.パーフェクト・ワールド
09.東京の合唱~午後のカフェで
10.12月24日


 日本コロムビア〜HEAT WAVE時代のシングル曲を時系列順に並べただけのアルバム。
 ひねりも何にもなくただ並べただけなんですが、それがかえって裏をかかれたような気分にさせられますね。
 このベスト盤か、既にご紹介した『JPN』『TYO』『RIP』を聴けば良いでしょう。言い換えれば、この3枚を聴いていれば、別にこの作品を聴くこともないかと(2013.2.8)






Pizzicato Five '85 Best Album

01.the 59th street bridge song/59番街橋の歌
02.boy meets girl/ボーイミーツガール
03.september song/九月
04.the audrey hepburn complex/オードリィ・ヘップバ−ン・コンプレックス
05.from party to party/パーティ!パーティ!ゴー!ゴー!ゴー!
06.action painting /アクション・ペインティング
07.let's go away for a while/ちょっと出ようよ
08.what's new pizzicato?/ホワッツ・ニュー・ピチカート?


 ヴォーカルが野宮真貴ではなく、佐々木麻美子だった頃のアルバム。『ピチカートマニア!』という作品をリマスタリングした復刻盤だそうです。
 確かに後期のオシャレな渋谷系サウンドとは違いますね。変則的なラインを行く低音が強調されていたり、打ち込みのドラムマシンが無機質だったり、ちょっと硬くてとっつきにくく聴こえてしまうかもしれません。
 そんなトラックに乗る佐々木麻美子の歌い方は、耳元で囁くような距離の近さで、コケティッシュです。トラックとの正反対さが面白いですよね。
 音楽性としてはテクノポップに近いと思うんですが、例えばPerfumeは歌も加工してるじゃないですか。この時のピチカートは、歌には体温を持たせてるんですよ。テクノポップ界隈には詳しくないので、変なこと言ってたらすみません。
 今聴いても古臭さがないのは凄い。間違えて手に取ってしまっても安心です。削除したりせず、ちゃんと最後まで聴きましょう(2013.2.6)






PIZZICATO FIVE in the mix Remix Album

01.Bloopers(Introduction)
02.ベイビィ・ポータブル・ロック
03.〜マイ・ベイビィ・ポータブル・プレイヤー・サウンド
04.フラワー・ドラム・ソング
05.ゴーゴーダンサー
06.ジェット機のハウス
07.トレイラー・ミュージック
08.レモンのキッス
09.万事快調
10.優しい木曜日
11.そして今でも
12.東京の合唱
13.ロックン・ロール
14.ボサノヴァ3003
15.スペルバウンド
16.アイスクリーム・メルティン・メロウ(Sunahara Yoshinori Remix)
17.スィート・ソウル・レビュー
18.悲しい歌
19.コーダ
20.T-FMジングル 見えるラジオ篇
21.イッツ・ア・ビューティフル・デイ
22.メッセージ・ソング
23.大東京
24.大都会交響曲
25.レディメイドFM
26.東京は夜の7時
27.三月生まれ
28.トーキョー・モナムール
29.グッバイ・ベイビィ&エイメン


 解散後にリリースしたリミックスアルバム。
 リミックスと言いましても、どぎつく弄くり回しているわけではないので、ベストアルバム的な感覚で聴けるでしょう。
 アルバム名のコールとかも変えずにそのまま収録しているので、ニコニコ動画で言うところの「忙しい人向けのピチカート・ファイヴ」的な作りになっています(2013.2.2)






Pizzicato Five R.I.P.〜Big Hits and Jet Lags 1998-2001 Best Album

01.私のすべて
02.東京は夜の七時 the last episode
03.恋のルール・新しいルール
04.きみみたいにきれいな女の子
05.不景気
06.ウィークエンド
07.不思議なふたつのキャンドル
08.プレイボーイ・プレイガール
09.nonstop to tokyo
10.また恋におちてしまった
11.パーフェクト・ワールド
12.20th century girl
13.ダーリン・オブ・ディスコティック
14.東京の合唱〜午後のカフェで
15.12月24日
16.サマータイム・サマータイム
17.グッバイ・ベイビイ&エイメン


 解散後に出したベストアルバム。『JPN』は中期の曲ですが、こちらは後期の楽曲をセレクト。この作品をもって、とりあえずピチカートファイヴは安らかに眠れるということですね。
 湿っぽさも穏やかな空気もなく、やはり伝わってくるのはハッピーな音楽なんですけども。でもやっぱりよく聴くと演奏がキチガイじみてたり、「チェケラッチョおしゃれ手帖」なんていうイルなフレーズをかましてくれたり、一筋縄では行かない。
 ユニットの軌跡を最短距離で辿りたいのなら、『JPN』『TYO』そしてこの『RIP』をまとめて聴くのがいいでしょう(2013.2.4)






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