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レミオロメン
1st Album |
朝顔 |
2003年 |
★★★★★ |
2nd Album |
ether |
2005年 |
★★★ |
3rd Album |
HORIZON |
2006年 |
★ |
朝顔 1st Album
01.まめ電球
02.雨上がり
03.日めくりカレンダー
04.ビールとプリン
05.朝顔
06.昭和
07.すきま風
08.フェスタ
09.電話
10.タクシードライバー
11.追いかけっこ
最初、スピッツかと思いました。
しかし劣化コピーではありません。オルタナにも通じる歪みの効いた音作り、躍動感のある演奏、日本人ならではのメロディセンス、季節感のある歌詞……この頃は普通にカッコよく叙情的なロックバンドでした。
ファンキーなロックに乗せて足るを知ることを歌う#1、独特な音作りの瑞々しいイントロが良く出来ている#2、緻密な演奏でグイグイ切り込んでくる#7、裏打ちで疾走する#8、ダークで不穏な雰囲気のミディアムチューン#10辺りが特に良いです。スリーピースでロックしてた頃のエネルギーが凝縮されています。
レミオロメンのレはRadioheadのレだそうですが、音楽的にはレディヘのレの字もありません。スミオロメンの方が良かったんじゃないでしょうか。
コバタケが本格的に手を入れ出した後の作品より、この頃のバランスが好きだったなぁ。売れ線のイメージしかない方、売れ線以降の曲しか知らない方は、是非聴いて頂きたいですね(2013.9.11)
ether 2nd Album
01.春夏秋冬
02.モラトリアム
03.春景色
04.アカシア
05.永遠と一瞬
06.深呼吸
07.ドッグイヤー
08.五月雨
09.コスモス
10.3月9日
11.南風
12.海のバラッド
ポップステップジャンプ、ってな感じにポップ化が進行。
キーボードによる装飾が入り、バンドサウンドの厚みは薄めに。前作の音圧でキーボード入れたらゴチャつくだけなので、これについては問題ありません。
代表曲の#10が収録されていることでも有名ですよね。サンキューレッミ。でも自分はそこまで名曲とでも思わなかった。自分、謝罪いいすか?
それよりも四季をつれづれに語るのがキレイな#1、何気にギターの刻みが細かい#2、四つ打ちにシンセが上手くバンドと噛み合っている#8辺りの方が好きです。
ベッタベタの商業音楽に走っている訳ではないし、バランスは取れていると思いますが、やはり前作の方が断然良いですね。フジファブリック辺りが好きな人はいいかも(2013.9.12)
HORIZON 3rd Album
01.スタンドバイミー
02.1-2 Love Forever
03.プログラム
04.蒼の世界
05.シフト
06.傘クラゲ
07.太陽の下
08.MONSTER
09.明日に架かる橋
10.紙ふぶき
11.粉雪
12.流星
こばああああたけええええねえ、レーミーオローメンーまで、そーめらーれたーならー♪
ミスチルのカバーかと思った。特に#10辺り。
ついに売れ線に迎合してしまったのか、コバタケに支配されてしまったのかと絶望。しかし実際はメンバー側がコバタケに「ミスチル風にして欲しい」と依頼したんだとか。ファッキューレッミ。
個人的にはどちらでもいいんです。大切なのは曲が良いかどうかなので。そういう視点で見ても面白くなかったのです。
ヴォーカルは今作、キーが合わないラインばかりを歌っているからか、今まで感じなかった粗が一気に噴出。藤巻亮太は本当に高音がダメなんですね。ファルセット含めて。
演奏もインディーズの頃の鋭さや面白さが大分薄れてしまってます。フレーズが直線的すぎる。外部音の装飾を抜きにしてもつまらない。メロディはとても分かりやすいから、そこしか聴かない人にはいいかもしれません。
悪くないと思ったのはV系みたいな音作りの#5くらいでしょうか。というかBUCK-TICKの『悪の華』かと一瞬思った。
ヴォーカルに圧倒的な歌唱力があればまだ良かったですが、これだとキツいですね。ただ売れ線に走っただけと捉えざるを得ない。