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The ROOTLESS



1st Album The ROOTLESS 2011年 ★★★








The ROOTLESS 1st Album

1. Flashback
2. エレファント
3. 変わりたいと、強く望め。それ以外は、いらない。
4. 明日へ
5. 夢見ヶ丘
6. Who are you?
7. One day (Intro)
8. One day
9. 雲の上の世界
10. 桜流し (Interlude)
11. 手をふる先に
12. YUKI
13. Road
14. STAND UP
15. 君を想う


 世間的にはワンピースの主題歌や、専門学校のCMソングで知られてるバンド・The ROOTLESSのデビューアルバム。
 まず#2を聴いて思ったこと。センスが古い!(貶してません)往年のロックやブルーズに影響を受けてるような音。
 で、演奏が上手い。特にギター。メタルな弾き方をしたりしながらも決してオナニーに走らず、状況に応じて裏方のバッキングに徹したり、理性的な部分も持っている。いいじゃない!
 ……なんて好感触で聴き進めていったんですが、段々と「え?」って思う方向に。なーんか売れ線なんですよね。本人達が売れたくてやってるのか、事務所がポストミスチルを狙ってるのか、はたまたNICO Touches the Wallsに対抗したいのかは分からないんですけど。
 自分が言いたいのは、アコースティックバラード2曲もいらんだろと。演奏上手いんだから外部音なんてほとんど使わなくていいでしょと。もっとロックで勝負すべきでっしょでっしょと。
 メロディセンス自体は普通。どこかで聴いたようなものもちらほら。歌唱力もエモーショナルな所はいいんですが、特別上手い訳ではない。
 歌詞は十人並。自分を奮い立たせるような内容とか、桜系ノスタルジーソングとか。良くも悪くもとりあえず存在してる詞といった所。メッセージ性があると言うには血肉の通った生々しさに欠ける。
 ポテンシャルは充分なのに、どうにも煮え切らない、勿体無い作品。このバンドの場合は、自分達のルーツをもっとはっきり見せて打ち出した方がカッコいいと思う(2012.1.31)







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