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Versailles
Lyrical Sympathy 1st MiniAlbum
01.INTRO
02.The Love from a Dead Orchestra
03.Shout & Bites
04.Beast of Desire
05.Forbidden gate
06.The Red Carpet Day
07.Sympathia
先に2ndと3rdを聴いてからこれに手を出したんですが……正直ガッカリしました。もっと出来のいい作品だと勝手に思ってたので。期待のハードルが高かったということで、劣悪なクオリティという訳ではありません。
良くも悪くもB級クサメタルといった風情。シンセの音とか、あとミキシングが悪いのか音圧が弱いのもチープさに一役買ってる。ちなみに後の作品ほど疾走・劇的具合は濃くないです。
この手の音楽に目がないなら別ですが、『Aristocrat's Symphony』等のような強烈なインパクトの名曲がある訳でもないし、積極的に聴くほどの価値はないですね。2ndからで十分（2010.12.13）
NOBLE 1st Album
01.Prelude
02.Aristocrat's Symphony
03.Antique in the Future
04.Second Fear -Another Descendant-
05.zombie
06.After Cloudia
07.windress
08.The Revenant Choir
09.to The Chaos Inside
10.SUZERAIN
11.History of The Other Side
12.Episode
疾走！ 劇的！ コッテコテ！！ 噛み砕いて言うと、XとMALICE MIZERを足して割ったような音です。
しかも個々の楽曲のクオリティが高い。海外のメロスピ・シンフォメタルと並べても何ら遜色ないレベル。
この手のジャンルに必要な要素全てを兼ね備えた#2・8は傑作だし、80年代メタルの香りプンプンなリフが特徴の#3、キャッチーな飛翔メロの#6、そして他にも#5のようなコミカルホラー、#7・12のバラードのように、世界観をブチ壊さず引き出しの多さを見せ付けているのもナイス。単曲でもボリュームが多い曲ばかりな今作を、飽きさせることなく聴かせてくれる。
世界観の構築も確かなもの。ちゃんとやってるメンバー達自身も酔えてるみたいだしね。ここはさりげに重要だと思います（笑）
演奏技術も全パートしっかりしており、V系内では上位レベル。ただしヴォーカルを除く。作詞作曲では文句なしに中核で貢献してますけど。
鼻声のヘナヘナ歌唱が気にならなければお勧め。メタラーでもイケるかな？ まあ海外のメロスピでも酷いヴォーカルはいるしアリか。個人的にはGacktとかが歌ったらいいと思うんですけどね（2010.12.14）
JUBILEE 2nd Album
01.God Palace -Method of Inheritance-
02.Ascendead Master
03.Rosen Schwert
04.愛と哀しみのノクターン
05.Amorphous
06.Reminiscence
07.Catharsis
08.The Umbrella of Glass
09.月下香
10.PRINCESS -Revival of church-
11.Serenade
12.Sound in Gate
流石はヴェルサイユ。メジャーだろうが何だろうが全くブレません。お耽美極まりないシンフォメタル。もちろん薔薇もあるよ！
特に今回、曲構成が凄く良い。確かな演奏技術と相まって、やり過ぎなくらいドラマティックな展開を繰り広げております。だから長尺曲も全くダレない。
そしてKAMIJOの歌唱力も確実に向上している！ これは大きい（笑）ただ演奏隊のことを考えるとこれでもまだ足りない。個人的には外部からヴォーカル引っ張ってきて、KAMIJOはプロデューサー的なポジションに就いてもらった方がいいと思うんですけどね。
そこを差し引いてもこれは名盤。四楽章構成の大作#1、激しさと切なさ・優雅さが同居した#2・10、煌びやかなインスト#6、パーカッションを入れたりシンセを乱舞させたり特に派手な#7が特に素晴らしい（2010.2.10）
Holy Grail 3rd Album
01.MASQUERADE
02.Philia
03.Thanatos
04.Flowery
05.Remember Forever
06.Destiny -The Lovers-
07.DRY ICE SCREAM!![Remove Silence]
08.Threshold
09.Judicial Noir
10.Love will be born again
11.Vampire
12.Faith & Decision
13.The Theme of Holy Grail
相変わらずです。いい意味で。今までの作品よりも若干、メインストリームへ入り込む意識が希薄になったように聴こえますが。16分半の長尺曲もあったりするし。
そして、バンド全体のスキルの成長を一層感じられるようになってます。ヴォーカルの歌唱力がまた１ランク上がってますし、演奏陣もよりテクニカルに。陶酔的な音楽とは裏腹に、単なるテクのひけらかしになってない所は好感（笑）新加入のベーシストも、前任者と全く遜色ない見事な仕事ぶり。
バンドの着実な成長と、変わらぬ芯の強さを感じられる一枚。今までの作品が好きなら、安心して聴けることを保証します（2011.7.23）
